全館空調の 1 階と 2 階の温度差とシーリングファンの効果を測定してみた

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全館空調や高断熱住宅では部屋間の温度差が少なく、上下の温度差も小さいと言われています。

そこで今回は、全館空調「スマートブリーズ」を採用し、三井ホームの標準より少し高い断熱性能のわが家において、1 階と 2 階の温度差がどの程度なのかを測定しました。

また、ついでに、シーリングファンを付けた場合と付けない場合で差があるのかについても検証してみました。

測定条件

場所は、リビングの 6 畳の吹き抜けで、1 階と 2 階の中央辺りで行いました。天井付近も測定したかったのですが、危ないし面倒なのでできませんでした。この吹き抜けは、2 階の他の部屋と空間的につながっていません。このため、空気の循環が悪ければ 2 階が暑くなるはずです。

全館空調の吹き出し口は、1 階と 2 階の天井くらいの高さにそれぞれあります。2 面に窓がありますが、日射遮蔽をしっかり行っているため、大きな影響はないものと思われます。

測定は、7 月下旬の 12 時半と 14 時に、外気温 30 度のときに行いました。シーリングファンは朝から止めていて、昼の 1 回目の測定後にオンにしました。

温度計の個体差を補正するため、4 つの温度計を同じ場所にしばらく置き、個体差を補正できるようにしました。最大で 0.7 度の差があったので、ここでは平均値や補正値のみ紹介します。

測定結果

測定結果は以下のとおりです。

シーリングファンを付けていないときは 2 階の方が 0.7 度高く、シーリングファンを付けると温度差がなくなる、という結果になりました。

もともと大きな温度差はありませんが、シーリングファンの効果はあるようです。

だいぶ室温が低いな、と思ったかもしれませんが、暑がりの人がいるのでこうなっています。はい、正直、ちょっと寒いです。

参考までに

全館空調は温度差がないと思うかもしれませんが、最初からそうだったわけではありません。最初は、各部屋に分配される冷暖房の風量差により、3 度くらいの差がありました。温度差がほぼなくなったのは、東芝の技術者が各ダクトから出る気流を実測し、調整した結果です。入居後時間が経っていなければ、サービスでやってもらえることと思います。

また、1 階と 2 階の冷暖房の効き方は、ダンパーで調整できます。階ごとの温度差は、基本的にこれで調整できます。詳しいことは、「季節の変わり目の全館空調の設定あれこれ」で説明しています。

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