ひと夏に再熱除湿を使わないとどれだけ節電できるか実測してみた

高温多湿で寝苦しい夏の夜は、エアコン(全館空調)の設定に悩みます。

運転モードを除湿(再熱除湿)にするか、それとも「冷房のみ」にするかです。再熱除湿のメリットは室温を下げずに除湿できることですが、室温が下がらないので暑いこともあるというデメリットがあります。

一方、冷房のみだと暑いことはないのですが、室温が設定温度まで下がると停止してしまうため、湿度が下がずムッとしてしまうことがあります。夜の気温が高い日は冷房、夜の気温が下がる日は再熱除湿が向いていますが、これはいちいち天気予報をチェックしないとわかりません。適当に設定して失敗したと後悔することもしばしばです。

参考 全館空調1年間の運転モード設定

以上は快適性を追求した結果の運転モード設定ですが、消費電力に関しては、再熱除湿の消費電力が大きいことから、冷房のみのほうが節電になりそうです。

そこで今夏は、冷房しか使わないとどうなるかを実験してみました。といっても敢えてそうしたわけではなく、たまたま今年の梅雨明け後は面倒くさくて冷房設定のまま放置していただけなのですが。。。

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冷房のみで過ごした感想

冷房のみを使う際は、寝苦しいことが無いよう、設定温度は 27℃くらいと、まあまあ低めに設定していました。半袖で布団から出ていたら、やや寒いレベルです。

その結果、当たり前ですがどんな日の夜も涼しく、暑くて目が覚めるようなことはありませんでした。
8月には最低気温が 21℃ほどになる日もあり、そのような日はかなりの高湿度になっていたとは思いますが、それでも特別に不快だった記憶はありません。室内干しの洗濯物さえ乾くなら、それで OK です。

例年のように、たまに誤って再熱除湿にして寝苦しい日があるよりも、サラサラでなくても温度が確実に上がらないようにしたほうが、総合的な満足度は高いかもしれません。

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平年と比べてどれだけ節電できたか?

消費電力はどうなったでしょうか。再熱除湿を併用していた昨年までの5シーズンと、冷房のみの今年の夏を比較してみました。

以下のグラフは、新居に住んでからの全館空調の8月の消費電力量と、8月の平均気温をまとめたものです。


(検針日の間隔が異なるため、電気使用量は 30日分に補正しました)

この結果を見ると、やはり今年の空調の消費電力だけ、明らかに下がっている感じです。例年よりも設定温度は低めだったと思いますが、それでも節電になっていました。

また、冷房代はその夏の暑さの影響を受けるため、その影響を排除するため、過去5シーズンのデータから単回帰分析を行い、今年の平均気温に対する予想電気使用量を計算すると、633 kWh となりました。それが 515 kWh で済んだということは、約19%の節電効果があったことになります。全館空調の電気代の内、おそらく 85 kWh ほどは換気分の消費電力なので、それを除くと約22%の節電効果です。

電気代が高い昨今では、快適性だけでなく節電にも重点をおきたいため、今後、夏の夜は極力冷房のみを使っていこうと思いました。夜の再熱除湿の使用は控え、使うのは「天気が悪くて気温が低く、洗濯物が乾かないとき」に限定しようと思います。

補足:除湿にはエアコンによってさまざまな方式があり、電気代を多く使用するのは再熱除湿だけです。再熱除湿機能のない多くのエアコンでは、除湿運転を多用しても消費電力は増えないと思います。

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