家づくりに役立つ本の紹介

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私が実際に読んでみて、家づくりで参考になると思った書籍を紹介します。かんたんな本から紹介しており、後半で紹介する本ほど専門的です。

家づくり必勝法 (生活人新書)』小野信一著(2004)

住宅関連のさまざまな仕事を経験した著者が家づくりの基本的なことを易しく説明している本です。工法別の坪単価の目安なども紹介されています。住宅性能に関する詳しい情報はありません。

こんな人におすすめ

・家づくり、土地探しを検討し始めたばかりの方
・ハウスメーカーと工務店などのどこで建てるか迷っている方

ゼロからはじめる家づくり 必ず知っておきたいこと100』佐藤秀雄著(2011)

住宅設備や工務店に精通した著者による入門用の書籍です。項目別で読みやすく、お金のことから建材を選ぶポイントまで、広く浅く基本的な知識をつけるのに便利です。

こんな人におすすめ

・家づくり、土地探しを検討し始めたばかりの方
・工務店などでどのような仕様にするか悩んでいる方

ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術』市村博著(2014)

住宅を検査するインスペクターの方が書いた本です。消費者にとって不都合なハウスメーカー側の裏事情が詳しく書かれています。「ホームインスペクターを付けないと大変なことになるよ」という宣伝意図があることは割り引いて読む必要があると思いますが、実際にハウスメーカーで家づくりをした経験からは当てはまることが多いと感じました。また、ハウスメーカーとの交渉には役立ったと思います。トラブルを回避するためにも、一読をお勧めします。我が家では結局ホームインスペクションを受けなかったため、欠陥がないことは祈るばかりです。

こんな人におすすめ
・ハウスメーカーでの家づくりを検討しているすべての方

ホントは安いエコハウス』松尾和也著(2017)

高気密高断熱住宅の第一線で活躍する建築士が『日経ホームビルダー』誌で連載していたコラムをまとめた本です。高気密・高断熱住宅の快適さやエアコンなどについて、重要な視点から、わかりやすく説明されています。著者が省エネ住宅を設計する際の優先順位は「日射取得 5 割、断熱性 4 割、気密性 1 割」という考えのようです。経済的な観点からのおすすめも紹介されており、家づくりの方針を立てるのに役立ちます。ただし、コラムという性質上、高気密・高断熱住宅をつくる具体的な方法が幅広く詳細に説明されているわけではありません。

本書の一部は、次のページで読むこともできます。

世には本質から外れた「なんちゃって省エネ住宅」が少なくありません。住まい手とつくり手の双方が不幸に陥らないよう、正しい知識に基づいた家づくりが求められています。この分野で数多くの実績がある松尾設計室(兵庫県明石市)の松尾和也さんが、「なんちゃって」を脱するための連載を始めます。(編集部)

こんな人におすすめ
・高断熱高気密住宅にするべきか悩んでいる方
・本当に快適な家づくりとは何かについて理解を深めたい方
・高断熱住宅の暖房方式について検討している方

最高の断熱・エコ住宅をつくる方法』西方里見著(2014)

高気密高断熱住宅の第一線で活躍する建築士が高気密・高断熱住宅の最近の事情を紹介しています。専門的で少し難しいのが難点ですが、昔から多くの高気密・高断熱住宅を建ててきた経験に基づく意見は貴重です。在来木軸工法が主であり、得られる知識をハウスメーカーの家づくりに生かすことは難しい場合もありますが、それでもとても勉強になります。

こんな人におすすめ
・高断熱・高気密住宅の仕様に関する具体的な情報を求めている方
・新住協に所属する工務店での家づくりを検討している方

住宅金融支援機構の住宅工事仕様書

設計・施工時の注意点が細かく規定されています。解説があるとはいえ、専門用語が多くとっつきにくいのが難点ですが、きちんと確認したいことがある場合には、とても信頼のおける情報源となります。細かく見ると仕様どおりになっていないことも多く、そんなときに業者に意見する際の根拠になります。すべてに目を通す必要はなく(というか無理)、気になる部分だけを拾い読みする形でも役立ちます。

10 年くらい前の仕様書については、次のページから PDF 形式で入手することもできます。

なお、ご購入の際は、在来軸組工法の場合は「木造住宅工事仕様書」、ツーバイ工法の場合は「枠組壁工法住宅工事仕様書」を選んでください。「設計図面添付用」もありますが、こちらは解説が少ないのでご注意ください。

こんな人におすすめ
・設計図面や工事を自分でもある程度チェックしたい方
・技術に関する公的な詳細情報を調べたい方

参考になる Web サイト

参考になる Web サイトについては、こちらで紹介しています。

「リンク集」の記事一覧です。

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