全館空調の電気代(2018年1月~12月) | さとるパパの住宅論

全館空調の電気代(2018年1月~12月)

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2017 年の全館空調(三井ホーム、東芝スマートブリーズ・プラスII)の電気代に引き続き、2 年目となる 2018 年の一年間の電気代も紹介したいと思います。

参考までに、近隣の気温データも載せておきます。

2018 年の月ごとの電気使用量および料金は以下のとおりです。

1月861kWh16,097円
2月829kWh15,673円
3月408kWh9,390円
4月134kWh5,229円
5月206kWh6,457円
6月356kWh8,931円
7月654kWh14,645円
8月741kWh16,476円
9月584kWh13,796円
10月212kWh6,799円
11月211kWh6,782円
12月449kWh10,974円
年間5645kWh131,273円
月平均470kWh10,939円

一日あたり 360 円です。

全館空調の電気代は、条件次第で大きく変わります。条件の詳細については2017年の電気代の記事で詳しく述べたので、今回は、2017 年と 2018 年の違いや、その他気づいたことを書いていきたいと思います。

ちなみに、わが家は低圧電力プランで第一種換気を利用しているため、基本料金と 24 時間換気の電気代だけで月 4,500 円ほどかかっています。このため、4,500 円を引いた残りの電気代が、「冷暖房の電気使用量に比例する電気代」に相当すると考えることができます。

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2017年と2018年の変化について

グラフを見ると、2018 年のうち、1、2、8、9 月の電気代が上がり、3、4、11、12 月の電気代が下がっています。

2018 年は年始が寒く、春以降は気温が高かったので、気温差でだいたいの説明がつきます。

ただしちょっと差が激しいのは、2018 年の夏はペットのために設定温度を下げていたことや、冬の設定温度を 2017 年より落としたことが影響しているように思われます。2018 年は 2017 年と異なり、標準的な全館空調の使い方をして電気代を調べようという気がなかったので。

電気使用量は減ったのに電気料金は上がった

データを見ると、1 年間の電気使用量(kWh)は減っているにもかかわらず、電気代は増えています。これは再エネ賦課金の影響が大きいのではないか、と疑って確認してみると、2017 年の再エネ賦課金の合計は約 15,000 円、2018 年は約 16,000 円でした。増えてはいるものの、その他の要因(単価の高い夏の使用量増加、燃料費調整額など)のほうが大きそうです。

それにしても、再エネ賦課金は増加傾向にあり、空調以外の電気料金を含めると、わが家の総支払額はすでに年間 3 万円を超えています。個人でこんなに再エネを支援している人はなかなかいないのではないでしょうか。

冷房費と暖房費はどちらが高いか

暖房費と冷房費を年間で比べると、一般的には暖房費のほうが高いといわれています。しかし、ピーク月の電気料金を見ると、2018 年は暖房期の 1 月よりも冷房期の 8 月のほうが高くなっています。夏の単価が 1 割ほど高い電気料金プランを利用しているせいもありますが、わが家の場合、年間の暖房代と冷房代ではどちらが高いのでしょうか。

基本料金と換気の電気代を除くと、暖房期(11 ~ 4 月)の合計暖房費は約 37,000 円、冷房期(6 ~ 9 月)の合計冷房費は約 36,000 円でした。ほぼ同じくらいです。

冷房代が高い原因については、おそらく日射熱の侵入が多いのではないかと推測していますが、今後しっかり考察してみたいと思っています。

設定温度を下げると省エネになるか

一般に、暖房の設定温度を 1 ℃下げると 1 割暖房費が安くなると言われていますが、本当でしょうか。

全館空調の暖房費は室温と外気温との温度差に比例するため、外気温が高いか、室温が低いと暖房費は減少するはずです。

参考 熱損失係数Q値とは?暖房費の手計算でわかる本当の意味

上記データの 12 月で比べてみましょう。
2017 年は、室温が 23℃、平均気温が 7 ℃なので平均温度差は 16 ℃でした。2018 年は、室温が 21℃、平均気温が 8 ℃なので平均温度差は 13 ℃です。温度差が約 2 割小さいので暖房費も理論上は同じだけ減ることになりますが、実際にも、使用量に比例する暖房費は 2 割以上減っていることが確認できました。

暖房費は以下でシミュレーションできるので、ご活用ください。

断熱性能(Q値)から冬の暖房費用を推計するツール

低圧電力プランも自由化でおトクになる

電力自由化で電力会社を変えると電気料金が安くなることがありますが、それは低圧電力(動力プラン)でも同様です。以前調べたときは東電より大幅に安くなる電力会社は見つかりませんでしたが、いま調べてみると、四国の坊っちゃん電力で関東人にも魅力的なプラン(「粋な山嵐プラン」)があることを発見しました。

単価と基本料が共に東電より安いので、わが家の場合年間 6 千円ほど安くなりそうです。契約変更に伴う事務手数料が 2,500 円かかりますが、すぐに元は取れるので、そのうち契約変更しようかなと思っています。

後記:坊っちゃん電力に切り替えようとしたところ、従量電灯プランとセットでないと加入できないなどの条件があり、契約できませんでした。残念。。

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