排水管高圧洗浄キャンペーンは利用すべきか?

わが家のポストに、「排水管高圧洗浄キャンペーンのお知らせ」というチラシが投函されていました。戸建住宅でおろそかにされがちな排水管洗浄を地域一斉工事により格安で実施するという内容です。施工業者は、●●●●●●●●●の「×××」と記載されています。※

「怪しい」と思いつつ、排水管を洗浄せずに放置していて大丈夫なのかは気になったので、まずは調べてみることにしました。

気になった点は以下のとおりです。順に確認していきます。

※当初、業者名を掲載していたところ、代理人弁護士を通じて削除依頼が届きました。法的問題はないと認識しておりますが、面倒なので伏字にしました。ご了承ください。
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排水管の高圧洗浄は必要なのか?

調べてみると、排水管の高圧洗浄自体は推奨されることのようです。

しかし、排水管が詰まるかどうかは、配管の複雑さや、生活スタイル(油の処理方法など)によっても変わってきます。高圧洗浄をしなくても何十年も問題が生じないケースもあれば、新築戸建でもたった 2 年で詰まるケースもあるようです。

排水管の汚染によって排水が悪くなっている場合は、高圧洗浄を実施することで改善することがあります。

ちなみにわが家も、築半年で風呂の排水にやたら時間がかかるようになりました。調べた結果、バスタブの栓の奥(ヘアキャッチャー)部分の髪の毛詰まりが原因でした。。。以前の住宅は栓にヘアキャッチャーがなかったので気が付きませんでした。
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高圧洗浄はどのタイミングで行うべきか?

高圧洗浄が必要だとして、どのタイミングで行うべきことなのでしょうか。

結論から言うと、定期的に洗浄したうえで、10 年に 1 回程度、専門業者による高圧洗浄を行うのが良いそうです。

一般的なことについては、三井ホームの入居時に配布された『お住まいのしおり(ホームケアガイド)』に説明されていました。

三井ホームの『お住まいのしおり』の説明

三井ホームの定期点検では排水管や排水桝について何か指摘された記憶はないのですが、冊子にはきちんと記載されていました。

排水設備の手入れについてまとめると、

  • キッチンの排水管は1カ月に1回、洗面台や浴室などの排水管は3カ月に1回を目安に専用洗浄剤で手入れする
  • 10年に1回、専門業者による高圧洗浄をおすすめする
  • 排水桝を季節ごとに点検し、異物を取り除く

とのことです。

【追記】メンテの目安や自分で行う方法など、より詳細な情報を以下コメントで頂きましたので、そちらもご参照ください。

わが家の汚染状況を確認する

わが家の管理はというと、汚れが気になったときにパイプユニッシュを使っているだけです。排水桝は、開けたことすらありません。

1 年半ほど放置していたので、ヤバい状態になっているかもしれない、と思い、初めて排水桝を点検してみることにしました。

排水桝とは、家の外で排水管の合流部に設置される設備であり、フタを開けて汚水の流れを見ることができます。わが家の場合、直径 17 cm ほどの、「おすい」と書かれたマンホールのようなものでした。マイナスドライバーを使って簡単に開けることができます。

写真でも撮って「グロ注意」として掲載しようかと思いましたが、見たところ大した汚れはありません。台所の水を流しても、スムーズに流れています。

この排水管の汚染はキッチンで油を捨てているかどうかなどで差が出るそうなので、油をあまり使わない家庭では汚れにくいのかもしれません。

一応、ちょっとした汚れは散水用ホースリールのジェットモードで流しましたが(水はね注意)、ゴム手袋をして掃除するようなレベルの汚れはありません。これなら、10 年くらいは問題なさそうな気がします。

わが家の方針

10 年に 1 回の高圧洗浄が推奨されていますが、汚染具合や流れ具合は排水桝をチェックすればわかるので、それに応じて、ひどくなる前に高圧洗浄を頼もうと思っています。

また、パイプユニッシュなどによる化学的な洗浄も、汚染の進行を遅らせたり、軽度な詰まりを解消する効果が期待できるようです。もっと高頻度に、定期的に行っていこうと思います。

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どこに依頼すべきか?

いつか高圧洗浄を頼むとして、どの業者に高圧洗浄を頼めばよいのでしょうか。

わが家に配布されたチラシについて調べてみると、さまざまな自治体が同様の業者について注意喚起を行っていました。横須賀市のケース、泉佐野市のケースを見ると、わが家に投函されていたチラシとほぼ同じ内容です。

主な問題は、安いと目を引く洗浄料金が、実は全部込みの料金ではなく一カ所あたりの洗浄料金である、という点です。しかも、一カ所の定義が小さく注意書きされており、本管は 4m ごとに一カ所とカウントするなどの決まりがあります。何箇所になるのかは実際に呼んでみないとわからず、想像以上の料金になる可能性があります。

それに加え、洗浄剤などのオプションが用意されていたり、家に上げる際に他の営業機会をチェックされたりするので、結果として膨大な契約額になるケースがよくあるようです。いったん呼んでしまえば断りにくい状況になることは、容易に想像できます。悪徳のさおだけ屋や無料廃品回収業者みたいなものですね。

一方で、同様のサービスを利用して満足している方の情報も見つかります。複数の業者から見積・点検を受け、料金システムを十分納得したうえで利用していれば、特に問題はないのかもしれません。

しかしながら、消費者の不安をあおったり、不誠実な料金説明をしたりする会社は、私は頼りにしたくありません。

上記の会社を調べたところ、作業員は未経験OKのアルバイトとして募集されていたので、専門知識は期待できません。

頼むなら、市町村や水道局指定工事店などの専門業者に頼みたいところです。

近頃は「排水管が新型コロナウイルスで汚染されている」などと言われるケースもあるそうで、国民生活センターより注意喚起が行われています。

私としては、旧知の水道業者か、地元の複数の業者(複数)に見てもらい、見積もりをとって検討したい、と思ったしだいです。

全国の業者の探し方

専門業者は、建物の排水管洗浄における唯一の業界団体である、一般社団法人全国管洗浄協会の事業者一覧から探すこともできます。ただ、リストから見つけた近所の企業は Web 情報が少なく、マンションの配管洗浄は行っていても戸建住宅に対応しているかどうかは不明でした。

戸建住宅の排水管高圧洗浄を行っている業者について調べると、一般的に 3 万円くらいからの料金設定が多い印象です。

さらに調べると、以下のように初回限定で排水管高圧洗浄を安く行っているイエコマというサービスが見つかりました。

築10年以上の戸建住宅では、次のサービスもあります。こちらも初回限定ですが、対応エリアが広く、より低価格です(築10年以上限定なので、他の営業機会をうかがう面もありそうです)。

5,000円で排水管洗浄【すまサポ】

全国の提携業者による良し悪しはあるでしょうが、利用された方などがいらっしゃいましたら情報をお待ちしております。

セルフメンテナンス

参考までに、油脂やタンパク質の汚れで排水が悪くなっている場合は、次の薬品が効くとのことです。業者も利用している製品で、私も愛用しています。

参考記事 パイプ洗浄剤ピーピースルーとパイプユニッシュプロを使い比べてみた)。

高圧洗浄機をお持ちなら、セルフクリーニングに挑戦される方も、レビューを見ると結構いらっしゃるようです。

わが家では、入居 2 年目にしてトイレ詰まり事件が発生しました。

トイレにピーピースルーは使えません。ホームセンターに急行し、「真空式パイプクリーナー」という千円くらいの道具を買って使ってみたところ、一気に解決することができました。

高圧洗浄の付属品や「すっぽん」などの道具はさまざまな排水管の詰まりに使えるし、業者を呼ぶと高くつくので、突然詰まったときのために 1 つあると安心です。

参考
建物の長期保証システムは必要か?
メンテナンスフリーの住宅を目指すべきではない理由

コメント

  1. 森山英樹 より:

    さとるパパ様
    はじめまして。
    おそらく我が家に投函されていたチラシと同じ業者のものと思います。
    とても参考になりました。ありがとうございます。

    • さとるパパ より:

      コメントありがとうございます。どうやら、多数の業者がほぼ同じ内容のチラシを配布しているようです。

  2. りりパパ より:

    初めまして。

    千葉市在住です。
    台風15号で屋根が一部損壊し,ブルーシートを敷きましたところ,早速件の業者のチラシが投函されました。
    悪徳業者に言っても詮無きことですが,火事場泥棒みたいな行為は止めていただきたい。
    早速,周囲のお宅に注意喚起をしてまりました。

    有益な情報をありがとうございました。

    • さとるパパ より:

      コメントありがとうございます。このようなチラシは投函され続けているようなので、誤解する人が一人でも減ることを願っております。

  3. 通りすがりの者です より:

    千葉県からです。

    昨日、3000円で地域一斉排水管清掃をしますというチラシが投函されていたので、
    色々胡散臭いと思い念のため検索した所、こちらのHPにたどり着きました。
    「3000円」や「申込期限」は太い字で書き、下のほうに小文字で「※1 4mで一か所」と書いてある所まで全く同じです。

    悪徳業者に騙されずに済んで助かりました。
    素敵な記事をありがとうございました。
    ネットを使えない世代の人が、騙されないといいのですが。

    • さとるパパ より:

      コメントありがとうございます。この記事には全国からさまざまな業者名でアクセスがあります。
      同じグループがいくつもの会社を使って行っているのかなどよくわかりませんが、不思議なものです。
      自治体の回覧板を通じて注意喚起しているところもあると聞きます。この手口が多くの人に認知されることを願います。

  4. seikochubby より:

    愛知県からです。
    全く同じ内容のチラシが本日投函されました。
    私も不審に思い、調べていたらここに辿り着きました。大変参考になり、助かりました,
    本当にありがとうございました!

    • さとるパパ より:

      わが家には年に数回も投函されるので慣れましたが、最初は気になりますよね。お役に立てて幸いです。

  5. アボカド より:

    埼玉です。同じようなチラシを見て依頼し、先日作業してもらいました。キャンペーンじゃないときは、一箇所いくらですか?と聞いても、それは客の家の状況によるので一概にはいえない、と言ってきました。キャンペーン価格じゃなかったみたいですね。作業後にちゃんと洗浄できてるか他の部署の人が点検に来ると言われてましたが、数日経ち何かおかしいと思って断わりました。

    • さとるパパ より:

      情報ありがとうございます。キャンペーン価格については気にしていませんでしたが、通常より安いと誤認させる価格表示は景品表示法に違反しているおそれがありますね。洗浄の点検は別日に行う必然性がなく、また点検にかこつけて何か請求されそうなので断って正解と思います。

      • 花っち♪ より:

        洗浄の点検というのはただの口実で他のリフォームの高額施工へと話をもっていくためですね。
        一度業者の要求に応えてしまうと、カモリストとして狙われます。
        一年中キャンペーン価格です。

  6. 花っち♪ より:

    殆どの家は築10年以上は平気だと思います。
    書かれているように、極稀に新築から3年以内で配水管が詰まるケースはあります。
    国民生活センターや各都道府県の市のHPなどで注意喚起が行われていて、消費者の「やったほうがいいの?」という疑問に関しては「必要ない。詰まってから頼めばいい」的な回答がありますが、「詰まってからでは遅いだろ!」とは思います。油をそのままシンクに流したり、髪の毛が大量に流れ込んだり、庭に生えている木の根が排水管に侵入して数年に一度の剪定が必要だったり、ウ〇チがこびりついていたり、そういうケースもあります。

    で、詰まってからでは、ウ〇チが逆流して大惨事になりかねません。
    それを「必要ない。詰まってからで大丈夫」と言い切ってしまうのも疑問が残ります。
    修理になると聞いた話では10万円くらいかかるそうです。

    高圧洗浄をしたほうがいいケースとは、排水溝や排水管からドブ臭い匂いがする。
    水の流れが悪いというのが高圧洗浄のタイミングのサインになるっていると思います。
    ご存じない方が多いのですが、庭に「汚水」とか「おすい」とか書かれた汚水桝の丸い蓋があると思います。
    その蓋を家主が数年に一度、5年に1度くらい開けて判断すればいいのです。
    蓋を開けて油がヘドロのようにこびりついていたり、開けた途端、オエッってなったらやったほうがいいです。

    道具さえ揃えれば素人でもできます。
    高圧洗浄機と長い専用のホース、長靴、ゴム手袋、カッパだいたい3~5円くらいで揃います。
    自己責任で自分でやってしまうのもいいし、配水管の破損や労力、汚物が飛んでくるのが嫌だというなら業者に頼むのもありです。頼む際は、家を建ててくれた工務店や信頼のおける水道屋さんで大丈夫です。費用は1.5万円くらいです。

    あのチラシの問題点は
    ①公共事業や自治体からのお知らせみたいに装っていること。
    ②あたかも3年に1度くらいはやらないといけないような書き方をしていること。
    ③一見、1軒あたり3000円?みたいに意図的に誤解を招く書き方をしていること。
    ④料金の基準が不明で料金表や施工例(施工費用)がチラシに載っていないこと。
    ⑤実際の見積もりは当日になって現場を見て、作業員の裁量で決まること。
    ※頼んでもない箇所を作業員が勝手にやって後で請求されるケースもある。
    ⑥作業当日になって見積もりを出された後は、「話が違う」と心理的に断りにくいこと。
    その他に
    ⑦「チラシ無断投函お断り」を無視してポストに投げ込んでいること。
    ⑧チラシに載っている住所をグーグルマップのストリートビューで確認しても見つからないこと。
    ⑨電話番号末尾1桁違いのそっくりな会社が存在するなど、怪しい点が多すぎること。

    流石にオエッー!のレベルで家主に見せられないほど、汚く臭い汚れもあるので、一か所3000円で割に合わないケースもあります。汚物が跳ねて飛んできたり、霧になって顔にかかたっりすることもあるので。

    キャンペーンというのは嘘で、その会社都合で今日は、誰々の班はどこどこ地域を担当という具合に班ごとに地域を分けています。でできるだけ、近所を纏めて作業したほうが効率がいいのと、「ご近所さんもやっています」と安心感を与えることができるんです。

    3000円と書いてありますが、実際は2~5万円くらいかかります。
    それにあれはほんの入り口に過ぎません。
    セールスの用語でフットインザドアというセールステクニック(心理テクニック)がありますが、そこから本当の目的であるリフォームの高額案件(施工)に話をもっていくんです。そして「床下の柱が湿気で腐っていますので、放置すると家が崩壊します。今すぐ換気扇をつけないとやばいです」みたいな話にもっていくんです。

    • さとるパパ より:

      詳しい情報をご提供いただき、ありがとうございます。把握していなかった問題点や対策もあり、まさにその通りだと思いました。

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