防汚壁紙は汚れない?7年ほっといた壁紙の変化とメンテナンス | さとるパパの住宅論

防汚壁紙は汚れない?7年ほっといた壁紙の変化とメンテナンス

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私の場合、壁紙は普段掃除しません。「そろそろ掃除したほうがいいかもな~」などと考えているうちに、気づいたら7年経っていました。。

ここでは、壁紙のメンテナンスについて調べ、掃除してみた結果を報告します。

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壁紙のメンテナンスについて

壁紙の掃除方法や掃除の頻度について調べると、本当に人それぞれです。掃除する習慣がないという人から、毎月水拭きするべきという人(あるいは業者)まで。

いずれにしても、メンテナンスの方法としては、ホコリ取りを比較的高い頻度で行い、ときどき雑巾で水拭きをし、たまに中性洗剤やスポンジを使って洗うというもののようです。

壁紙大手のサンゲツが詳しいメンテナンス方法を解説しているページがあるので、リンクを貼っておきます。

壁紙のお手入れ方法|壁紙の選び方|サンゲツ
心地よい空間を保つためには、壁紙も日頃のお手入れや使用上の注意が大切です。壁紙の種類や汚れに合わせたお手入れ方法をご紹介します。

多くの人は「気になったら掃除する」という感じですが、たいてい、ホコリ取りは頻繁に行い、拭き掃除を年に数回やるという掃除頻度が書かれています。

…ヤバい

引かれるかもしれませんが、入居から約7年間、ホコリ取りすらやってません。
どれだけ汚いんだと思われるかもしれませんが、私はこれでも自称キレイ好きです。

まったく掃除していないわけではなく、虫を殺したりトマトソースが飛んだりして汚れたらすぐに拭いていますし、完全な鉛直面ではない巾木や出っ張り部分は局所的にときどき掃除しています。

気になる汚れがあれば掃除するはずなのに、気にならなかったということは、ただ汚れなかったということに違いありません。

壁紙を汚さないためにできること

言い訳も兼ねて、わが家の壁紙が汚れにくい理由を考えてみました。

なお、室内でペットは飼っておらず、喫煙者もいません。

防汚壁紙を選択する

名称はさまざまですが、汚れ防止壁紙というものがあります。わが家の壁紙は、たしかほとんど防汚壁紙です。

防汚壁紙がどのくらい汚れが付きにくいかというと、セロハンテープで紙を固定できないほどです。接着力が出ず、すぐに剥がれ落ちてしまいます(たまに不便)。
これほど滑りやすいので、ホコリも付着しにくいことでしょう。

掃除が不要になるというわけではありませんが、中性洗剤だけでなくアルコールも使用できるので、キッチンまわりの汚れもかんたんに落とすことができます。

壁紙が汚れる物質を出さない

壁紙が汚れるかどうかは、当然ながら汚れる物質を出す量によって変わります。
汚れる物質とは、タバコの煙や料理の油、スプレー式の薬品(殺虫剤など)、ホコリなどです。

これらの発生を抑え、換気などによって蓄積しないようにすることが大切です。

揚げ物や焼き肉など、油が大量に飛ぶ料理は自宅ではしないし、油を使う時は換気扇をしっかり回すようにしています。

ゴキブリもスプレーで殺さず、棒の先に粘着テープを付けて仕留めています。

ホコリについても、極力出ないよう、綿布団を使わず、ホコリが舞うことがないよう、毎日掃除しています。
全館空調で窓を開けない生活をしているため、外からのチリも入りにくいし、給気には空気清浄フィルターも付いているので、家のホコリは比較的少ないほうなのではないかと思っています。

関連 「高断熱住宅では窓を開けない」は本当か?【設計上の反省点】

壁紙に水分を付着させない

意外と重要だと思うのが、壁紙に水分を付着させないことです。

住宅によっては壁の水分が原因で家具との隙間などにカビが発生することがありますが、高断熱住宅で換気をしていればそうはなりません。

関連 築3年半でわかってきた戸建住宅のダニ・カビ事情

よほど低断熱・低換気で加湿しまくらない限り、壁紙に直接結露が発生することは少ないでしょうが、壁紙の水分は直接の結露水だけではありません。窓の結露水が残ったりして壁紙につたわることも問題になりますが、高断熱ガラスを使用していればその問題もありません。

壁へのホコリの付着には、湿度も関係してきます。
蒸し暑くてベタベタする部屋と空調の効いたサラサラの部屋とでは、壁につくホコリの量も差が出ることでしょう。
高湿度な夏は常時冷房を使用しているので大抵はベタつかず、ホコリが付きにくい環境になっていることと思われます。

また、加湿機に超音波式やスチーム式を使用しないことも、おそらく効果的です。超音波式は水を微粒子にしているだけなので、壁に付着しカルキなどが残ることがあるし、スチーム式は加湿しすぎる可能性があるからです。

関連 高断熱住宅に向く加湿器の選び方

7年ぶりにホコリを払ってみた

そういうわけで、わが家はきっと壁紙が汚れにくい住宅なのですが、さすがに7年放置は YAVAY でしょう。

7年経った壁紙の状態

7年経って壁紙に関して気になることと言えば、

  1. 出隅の壁紙が一部剥がれていることと、
  2. 一部の壁紙に汚れでムラが発生してきたこと

くらいです。ほとんどの壁紙は、多少の色アセはあるのでしょうがよくわからず、ホコリは目視では確認できません。

ただ、表面に樹脂の凹凸がある壁紙(↓)では、拭いても取れない汚れがついてきており、見る角度によっては少し気になるところではあります。

やはり、汚れにくさを重視するなら凹凸の少ないシンプルなクロスが一番なのでしょう。

ちなみに1のクロス剥がれについては、コード付きの掃除機でよく剥がしてしまいがちです。張り替えるか、応急処置としてジョイントコークMなどで補修するのがよいかもしれません。

関連 セメダイン目地シール(かべシール)とヤヨイジョイントコークAの比較

壁紙のホコリ落とし

まぁ、壁紙のホコリは気にならないとはいえ、少しは積もっていることでしょうから、まずはホコリを落とすことにしました。

上記のサンゲツのメンテナンス資料によると、ホコリを落とすのはハタキを使用するそうです。ハタキがない場合は、不要になったストッキングを棒に巻き付けて使うと、静電気がホコリを吸着して効果的だそうです。

というわけで私は、クイックルハンディを使用しました。

純粋に壁だけのホコリを確認したかったので、サッシ周りなどはホコリが付くことが分かっている箇所を避け、鉛直面だけのホコリを払ってみたところ、やっぱりホコリはあります。

細かいホコリが多く、あまり見えませんが、照明の周りでは少しホコリが舞っているのが確認できますし、油断すると咳が出ます(マスクすべき)。広範囲を拭くと、クイックルハンディにもうっすらとホコリが付きます。

吹き抜けでは梯子を使う必要があり、やや大変でしたが、2 時間ほどかけて家中の壁紙を掃除する頃には、クイックルハンディの取り替え用を3つ消費するほどにホコリを落とすことができました。

やっぱり防汚壁紙でもホコリはたまるので、ときどきは掃除すべきでした。。

この後は水拭きが望ましいのでしょうが、手が届かなくて大変なので、クイックルワイパーなどで拭こうかと思っています。

なお、壁紙掃除はたしかに効果はあったのですが、これといって見た目は変わらず、だれも気づきません。いいんですけども。

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