雨水貯留タンクを設置してわかったデメリット | さとるパパの住宅論

雨水貯留タンクを設置してわかったデメリット

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雨どいから雨水を分岐させて貯める、雨水貯留タンクというものがあります。
市から助成金も出ることだし、災害時の生活用水や庭木への水やりに使えるだろうと思い、わが家では新築時に外構工事として設置してもらいました(後付けも可能です)。

こんな感じの、容量 200L のものです。

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約 1 年使用してわかったデメリット

しかし 1 年間使用してみて、以下のような欠点があることに気が付きました。

・貯水量が少ないと強風で倒れる。このため、全量は使えない
・ボウフラがわく。通気口(?)にネットが必要か
・水圧が低いためホースで散水できない
・水が溢れることがある。周囲の排水が良い必要がある
・水が汚く、用途が限られる

とはいえ、水道代を気にせずに庭木に水やりできるので、それなりには役立っています。
また、いざという時のために、あるだけでも安心(トイレを流せそう)なので、設置したことには満足しています。

紫外線で劣化するでしょうから、残る問題は何年くらい持つかということです。
日当たりが悪く、排水が良好な場所に設置できるなら、検討してみてはいかがでしょうか。

追記:2 年目に漏水発生
約 2 年目にして、漏水が発生しました。
タンクの下のほうに小さな穴が開いたようで、雨の後はそこから小便小僧のように噴水しています。
幸い、保証期間内だったので無償交換できましたが、物によっては耐久性に問題がありそうです。その後、2 年経ちましたが今度は問題ありません。

雨水貯留タンクのボウフラ対策

庭の蚊が多く、貯水タンクをのぞくとボウフラがたくさんいたので、通気口部分に網戸を防水テープで貼り付けてみました。
数か月後、ボウフラは相変わらずいましたが、成虫が外に出れずに溺れて死んでいました。
蚊の卵はいったん乾いても孵化できるそうなので、雨樋の小さな水たまりに産みつけられた卵が雨の後に入ってしまうのかもしれません。
ボウフラ発生は防ぐことができませんでしたが、ネットで成虫を減らす効果はありそうです。

雨樋にフィルターを付ける方法もあるようですが、フィルターは詰まらないようにメンテナンスが必要ですし、ボウフラの卵までは濾過できないでしょうから、採用する気になれません。

なお、わが家は上記のように 200L の大容量のものを設置しましたが、今思うと家庭用としては以下のような小型のもので十分だった気がします。
最初から蚊が通る隙間もなさそうですし、縦長ではないので風にも強そうです。
使っていると底に泥がたまってくるので、側面にドレン口があるのも良い機能だと思います。

以下の製品はグレーとグリーンの 2 種類があり、ホームセンターで売ってるコンクリートブロック4個くらいを土台として置けば使いやすそうです。

設置の前に助成制度の確認を

設置を検討している場合、自治体による助成金を事前に確認しておくことをお勧めします。
自治体により、「事前の申請が必要」などの条件がある場合があるためです。

「雨水タンク 市町村名」などで検索すると見つかります。
「雨水小型貯留施設設置助成金」とかの小難しい名前がついています。

どうやって設置するか

わが家では新築の際に外構業者に設置してもらいましたが、自分で設置する人も多いようです。
取り付けの説明書を読み、雨樋の種類を確認し、以下のような専用のノコギリで切断すれば、できないことはない気がします。

ただ、このようなDIY作業に自信がない場合は、旧知の業者に依頼するのが安心です。
作業自体は難しいことではないので、工務店や外構業者など多くの業者が対応できることでしょう。

近年は以下のような全国対応の業者マッチング・サービスもあるので、依頼先が見つからないときは便利です。

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