窓ガラスの熱割れは保証の対象外という理不尽 | さとるパパの住宅論

窓ガラスの熱割れは保証の対象外という理不尽

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知人の新築住宅で、ペアガラスに自然にひびが入ることがありました。何もぶつけておらず、住んで 1 年も経っていないのに、です。ハウスメーカーのアフターサービスを呼ぶと、ガラスの「熱割れ」現象であり、保証の対象外になると言われたそうです。

熱割れとは、ガラスやサッシの熱膨張の差により発生するもので、冬の時期に網入りガラスで多く発生するそうです。ガラスメーカーとしては完全に防ぐことはできないもののようで、LIXIL や YKK AP でも免責事項として保証の対象外になっています。

しかし、何の落ち度もない消費者がこの損害を被るというのはおかしな話ではないでしょうか。知人の場合、網入りガラスでもなく、冬でもなく、窓付近に温度差を発生させるものを置いていたなどの落ち度もありません。当然、修理代を払うのは納得がいかないので、ハウスメーカーを含めて交渉中のようです。珍しいケースかもしれませんが、めったに起きないことであればなおさら、メーカーとして保証していただきたいものです。

なお、万が一窓ガラスに熱割れが生じた場合は、火災保険(破損・汚損損害特約)を適用できる可能性があるようです。

コメント

  1. 匿名 より:

    我が家も熱割れおこしました。
    冷房も暖房もしていない温度差が発生しない時期です。
    西日が原因だとか、 築1.5年 悲しい現実です。
    ただし火災保険が適用できそうです

    • さとるパパ より:

      それは災難でしたね。西日が窓に当たるのは当然のことなのに、理不尽なものです。
      知人宅のケースでは火災保険を使うこともできましたが、ゴネて支払いを拒否したようで、最終的にどこが負担したのかは不明です。。今後のことを考えると、後腐れのない保険適用が良いかもしれません。

  2. 里村祥二 より:

    新築未入居の3階建戸建の2階窓ガラス(網入りペアガラス)にひびが入り、メーカー(LIXIL)と建築会社に保証を依頼しましたが、メーカーは熱割れだから対象外と主張、建築会社も同様です。私は不動産会社の社員で、高価な新築を買ってくれたお客様から求められている説明がつかず暗礁に乗り上げております。ガラスメーカーは社内の規定で保証不可との主張であるが、恐らく世の中に、この種の問題は数多くあり、納得できないハウスオーナーの数は相当あるはずで、これに関する過去の判例を知りたくて、ネットなどで探していますが、見つけられません。この種のケースの判例の調べ方を教えて頂けますと大変ありがたいです。宜しくお願い致します。

    • さとるパパ より:

      網入りガラスの最初の冬は熱割れが発生しやすい時期ですが、そのタイミングで熱割れが発生してしまうと誰が保証するのかという問題になるのは当然でしょう。
      ご質問の件については、大変申し訳ございませんが私は法律に明るくないため、別の専門機関等にご相談ください。
      おそらくですが、こうした問題はそれなりに発生しているものの、個別事案の損害額が訴訟費用に見合わないため、結局メーカー以外の誰かが泣き寝入りしている状況が続いているのではないでしょうか。
      メーカーが熱収縮の試験を行って個々の品質を確認しているのかは不明ですが、いずれにしても、施主・建築会社・不動産会社の責任ではないため、ガラスメーカーが期間を設けず一方的に保証の対象外としている業界ルールには大いに疑問を感じざるを得ません。

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