会社によりますが、注文住宅を建てる際、打ち合わせに要する時間は長く、長期にわたります。三井ホームは打ち合わせ時間が長いことで知られていますが、思い起こすと、私の場合、打ち合わせに参加できない時間が、かなりありました。
小さい子どもの世話に手を焼いていたからです。当時参加できていれば、後悔しているさまざまなミスも事前に修正できたかも、と思うとやるせません。
家を建てる世代は子育て世代と重なることが多いため、住宅会社の打ち合わせ場所にキッズスペースは必須です。三井ホームにもキッズスペースはありました。しかしそれは、子連れ家族が満足に打ち合わせできる空間とは程遠いものでした。
そこで今回は、こんなキッズスペースが欲しいという要望と、ない場合の対策を書いておきたいと思います。
テーブルに近いこと!
三井ホームのキッズスペースは、この点で失格でした。打ち合わせ室から離れた一角にあったため、誰かが見ていないといけないのです。
世話をしてくれる人がいたとしても、小さい子どもは親の顔が見えないと不安ですし、何をしでかすかわかりません。それなのに結構放置している親も多く、私はよく、知らない幼児がビルの階段に脱走するのを止めに行ったりしていたものです。
そんなわけで、キッズスペースは打ち合わせ場所のすぐ近くにある必要があります。テーブルやイスが危険ではありますが、子どもの世話をしながらでも話を聞けるぐらいの位置が理想です。打ち合わせに集中できないときもありますが、仕方ありません。最低でも、目が届くところに設置してほしいものです。
キッズスペースに置いてほしいもの
キッズスペースがあっても、すぐに飽きる子どもを一箇所にとどめておくことは簡単ではありません。
そこで、こんなものがあればいいな、というものを考えてみました。私はよく持って行ったものです。
ブロック
好きな子は長いこと遊んでくれます。なかでも、飲み込めないサイズのレゴ・デュプロは、幅広い年齢の幼児がいろいろな遊び方ができるのでお勧めです。基礎板も必要です。
絵本
読んであげる必要がありますが、しょうがないでしょう。絵だけでもじっと見てくれる本があるとよいのですが、なかなかそうはいきません(『きんぎょがにげた』とか『ウォーリーをさがせ!
』とか?)。
木造住宅(特に在来軸組工法)であれば、次の本はお勧めです。更地から家を建てて引っ越すまでの様子が絵本になっており、親にとってもイメージが湧きます。
ただし、コンクリートを流し込むところは「どだい」ではなく「基礎」だろ、という点は指摘しておかずにはいられません(建築用語で「土台」は基礎の上に載せる水平材のことを指すため)。
テレビまたはタブレット
子どもの成長にとって長時間のテレビ視聴は良いことではないので、これは最終手段です(と言いつつ多用しました。ごめんなさい)。いろいろ認識できていない小さな子どもでも、動画があればじっと見てくれるので、重要な打ち合わせの時は助かりました。
E テレの「いないいないばあっ!」や「機関車トーマス」シリーズなどは、ストーリーがわからなくても面白いようです。
Amazon ファミリー会員なら、タブレットで Prime ビデオを見せるのも便利です。機関車トーマス、まんが日本昔ばなし、うっかりペネロペ、ハローキティ、クレヨンしんちゃんなどが視聴できます。
Netflix や Hulu もキッズ向け番組が充実しています。
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