ダイニチと Panasonic の加湿器の違い【大容量気化式加湿器】 | さとるパパの住宅論

ダイニチと Panasonic の加湿器の違い【大容量気化式加湿器】

※当サイトは、アフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイトなど)を通じ、商品またはサービスの紹介・適格販売により収入を得ています。詳細...

スポンサーリンク

家中を加湿しようとすると、大容量・省電力の気化式加湿器が有力な候補となり、これは大手家電メーカーでは Panasonic の独壇場です。しかし気化式としても使用できる温風気化式を含めると、ダイニチも選択肢に入ってきます。

参考 高断熱住宅に向く加湿器の選び方

わが家はこれまで 10 年ほど Panasonic の加湿器(FE-KXG07)を使用してきましたが、この度、ダイニチの加湿器(HD-LX1220-W)を購入しました。実際に使用すると結構な違いがあったので、これまで使っていた Panasonic 製加湿器との主な違いを紹介したいと思います。

スポンサーリンク

機能の違い

気化式加湿器として使用する場合の基本的な機能に関しては、Panasonic のほうが優秀です。同じクラスの機種で比べると、消費電力に対する加湿量などの基本性能は DCモーターの Panasonic の数値が優れています。

とはいえ他の加湿方式(スチーム式など)との差に比べると、大きな差ではありません。また、ダイニチは基本的に温風気化式なので、わが家のように純粋な気化式(ecoモード)に限定して使用した場合に機能が制限されるのは当然でしょう。

温風気化式を気化式として使う制限

ダイニチ加湿器を ecoモード限定で使用していて唯一不便に感じるのは、風量が自動とターボのみであり、手動で弱風にすることができないことです。運転音は最大 34 dB であり、それほどうるさくはないのですが、本当に静かにしてほしいときにはオフにするしかありません。

それでも、消費電力が大幅に上がる通常モードを使用する気にはなれないので、そこは割り切って使うつもりです。

参考 気化式加湿器は寒い… が、それで良い理由【気化熱と消費電力】

加湿量とタンクの容量

温風気化式のダイニチの加湿器を気化式として使用する場合、温風気化式よりも加湿量が少なくなるため、やや大きめの加湿器を購入することになります。HD-LX1220-W の場合、ecoモードの仕様上の加湿量は 600mL/h で、タンク容量が 7 L です。

わが家で使ってみた限りでは、12月初旬で丸一日(24時間)でタンクの水が切れる感じです。以前の加湿器は水切れが早いと感じることが多く、水は毎日新しい水道水に交換すべきものなので、ちょうどよい減り具合です。

使用感の違い

ダイニチの加湿器を使い始めてまず嬉しかったことは、タンクが透明なグレーであり、一目で残水量がわかることです。最近の Panasonic や他のダイニチ加湿器はどうかわかりませんが、前機種はタンクが乳白色で、使用中に水位を確認することができませんでした。

夜の間に加湿器の水が切れると睡眠中に乾燥してしまいますが、残水量がわかると、寝る前に忘れずに水を足すことができます。これはネットショッピングでは確認しにくいポイントですが、私にとっては大きなメリットです。

メンテナンス性の違い

メンテナンスのしやすさについては、ダイニチのほうが優れていると感じました。Panasonic は毎回掃除する箇所が多く、細部は歯ブラシなどを使う必要があってメンテナンスが億劫でしたが、ダイニチは掃除箇所が少なく、苦になりません。その代わりとして消耗品の取り換え頻度が多いのですが、Amazon で購入できて安価です。

気化フィルターの違い

たとえば、1カ月に一度はつけ置き洗浄が必要な気化フィルターは、Panasonic では別途掃除が必要なフィルター枠があるのに対し、ダイニチには枠が存在しません。また、Panasonic の気化フィルターは丈夫で 10 年もつとのことでしたが、次第に劣化が目立ち、交換したくなるものの、正規品が高額なのが難点でした。

一方、ダイニチの気化フィルターはそこまで丈夫ではなく、5 シーズンほどで交換が必要とのことですが、純正品でも 2 千円台です(HD-LX1220 の場合は H060520)。

ダイニチのトレイカバーは便利

ダイニチで特に感心したのは、下部トレイにペラペラのプラのトレイカバーが付いていることです。水を常時ためておくトレイ部分はヌメリが発生して掃除が面倒ですが、ダイニチの場合、このトレイカバー(HD-LX1220 の場合は H011504、1枚500円ほど)を1シーズンごとに交換することで容易に一新することができます。

「トレイカバー代がもったいない」という方もいらっしゃるでしょうが、その場合、トレイカバーを付けずに掃除して使用することもできます。よく考えられているものです。

気化フィルターのつけ置きは百円グッズで

なお、気化フィルターのつけ置き洗浄では、いつも容器に悩まされます。微妙に大きいので、洗面器では完全に浸からず、かといって大きいバケツだと必要な洗浄剤(クエン酸など)が多くなってしまいます。ダイニチの今回のフィルター(H060520)では、これをピッタリ収納できるプラケースを百円ショップ(キャンドゥー)で見つけることができました。

百円ショップで長年の問題が解決できたときの満足感はひとしおです。

そういうわけで、気化式加湿器は Panasonic もよいですが、ダイニチもお勧めです(気化式専用シリーズがあればなお良いのですが…)。

Amazonで「ダイニチ 加湿器」の検索結果をチェック

コメント

タイトルとURLをコピーしました