旅行先で気付いた戸建住宅の問題点【大開口窓】【ホコリ】

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新居に住んでからというもの、旅行先の宿泊施設で不満を感じることが多くなりました。日常的に快適な環境に慣れてしまうと、どこへ行っても自宅の方がいい、ということになってしまうのです。贅沢な悩みですが、宿泊先を選ぶのが大変です。

特に、ジメジメした暑い夜に寝ることに大きな抵抗を感じるようになってしまい、夏にキャンプでテント泊することができません(私ではなく家族が)。

そこで先日は大開口窓とウッドデッキがある一見おしゃれでキレイなコテージ(エアコン付き)に宿泊したのですが、ここでもさまざまな問題がありました。この問題はこれから家を建てる方にとって参考になるかもしれないので、気になった点を紹介したいと思います。

大開口窓は方角に注意

大開口窓は壁構造のツーバイ工法では制約がありますが、在来軸組工法ではよく見られる、開放感のあるつくりです。

この大開口窓は、軒を設け、南面に設置する必要があります。

しかし、今回の宿泊先では、大開口窓が東面に設けられていました。窓からの景観を考えたのでしょうが、これは問題でした。暑さが和らいだ 9 月でも、エアコンが効かないほど暑かったのです。せっかくのペアガラスも、冷房期の日射熱によるオーバーヒートには逆効果しかありません。

東から上がる太陽の高度は低いので、東面の窓は、軒があっても関係なく、朝から昼にかけて強烈な日差しを室内に入れてしまいます。これが猛暑の夏だったら悲惨だな、と思ったら案の定、「エアコンが全然効かず暑すぎる!」という口コミが夏に投稿されていました。

おまけにウッドデッキも暑すぎて、裸足では火傷しそうなくらいでした。ウッドデッキは強烈な日射を受けるうえに風雨にもさらされるので傷みやすく、塗装の維持管理も大変そうです。

遮熱型の Low-E ガラスであれば暑さも少しはマシだったかもしれませんが、それでも十分ではないでしょう。すだれやサンシェードを使えばだいぶ遮蔽できますが、せっかくの景色を楽しめなくなってしまいます。そんなわけで、窓から入る夏の日射熱の問題を身をもって感じることになってしまいました。

他の方位について考えてみても、西面の場合は午後の暑さが問題になることは容易に想像できます。北面の場合でも、夏は朝夕の日射侵入が問題になり、冬は暖かい日射が入るメリットを享受できなくなってしまうことが予想できます。

やはり、大開口窓を付けるなら南面がよいのでしょう。

換気はメンテナンスが不可欠

宿泊先のコテージでもう一つ気になったのが、空気環境です。空気清浄機が動いているにもかかわらず、部屋中にホコリが浮遊しているのがたくさん目に付くのです。

布団を頻繁に動かす宿泊施設だからホコリが出やすいということもありますが、わが家でここまでひどいホコリが漂い続ける状況は考えられません。床はきちんと清掃されているので、換気に問題があるのかと注意して見てみると、それはひどいものでした。

換気設備は風呂とトイレに排気用の換気扇があり、部屋にいくつか給気口がある第三種換気でしたが、メンテナンスがまったくされておらず、どこもホコリで目詰まりしている状態だったのです。そのうえ、給気口の多くはシャッターまで閉じられてしまっています。暖房期の利用者が換気が寒いからと閉じてしまい、そのままになっているのかもしれません。

これでは換気設備はないに等しいため、漏気や窓の開閉による換気しか行われていないことでしょう。そのせいか、見せ梁にまでホコリが積もってしまっています。湿気もたまりやすいのか、カビが気になったという口コミもありました。

きちんと換気設備を管理して機能していれば、室内で舞い上がったホコリの何割かは外に排出されるので、これほどひどいことにはならないはずです。換気不良でホコリがたまるとは考えたことがありませんでしたが、そうなっているケースを見て、改めてメンテナンスの大切さを思い知ることとなりました。

これは極端なケースだと思いたいですが、24 時間換気にまったく関心なく生活している家庭では、同様の事態が起こる可能性があります(私も昔は無関心でした)。24 時間換気設備のメンテナンスの意義を十分に理解して運用できるよう、住宅を供給する側も住む側も双方が注意しなくてはならないなと感じた出来事でした。

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『旅行先で気付いた戸建住宅の問題点【大開口窓】【ホコリ】』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2018/09/20(木) 21:18:46 ID:7ee531b47 返信

    性能のいい家に住んでいると、子供の成長・健康についてはどう感じますか?
    ホテルや友達の家にお泊りすると体調を崩しやすかったりするのでしょうか?

    • 名前:さとるパパ 投稿日:2018/09/21(金) 15:54:12 ID:db9d4e1b0 返信

      コメントありがとうございます。高断熱住宅の子どもの成長・健康への影響については以前書いた記事があるので、以下をもって回答とさせていただきます。内容を見直し、最近の事情を追記しました。

      住宅は過ごす時間が長いので、健康に大きな影響を与えます。高断熱住宅の健康への影響については過去に「家計にも身体にも優しい高断熱・高気密住宅」...

      「〇〇の家には泊まりたくない」とか子どもに言われることはありますが、体調を崩しやすいなど、軟弱になったということはないと思っています。