三井ホームの我が家で採用している全館空調「スマート・ブリーズ・プラスII」(東芝)のメンテナンスについて紹介します。入居時にメンテナンスの説明を聞いたときは大したことないと思っていましたが、実際に住んでみると注意が必要だなと感じることが多々ありました。実際、同時期に全館空調の生活を開始した人に確認してみると、ほとんどそれらの注意を怠っていました。全館空調の維持管理は、空気清浄機やエアコンのフィルター掃除を説明書どおりちゃんとこなせるような人は問題ないでしょうが、私のようにサボりがちな人にはちょっと面倒です。具体的にどういったメンテナンスが必要なのか、見て行きましょう。
全館空調の概要
この全館空調は、徐加湿機能付きのエアコン、換気システム、空気清浄機を組み合わせたものです。ですので、メンテナンスもそれぞれの機器の管理を組み合わせたような感じになります。
フィルター掃除
一番手間がかかるのがフィルター掃除です。フィルターは、オプションの高性能フィルター(※)を入れると4種類もあります。 そのうち3種類のフィルターは、毎月掃除機でほこりを取る必要があります。約1か月で空調のリモコンにフィルターマークが表示されるので忘れることはないのですが、結構ほこりが溜まるので、本当はもっと頻繁に掃除した方がいいのかもしれません。また、3種類のフィルターのうち、光再生脱臭フィルターだけは水洗いができず、半年ごとに6時間天日干しにする必要があります。これは忘れます。我が家の場合、なんとなく空調に臭いを感じたことがきっかけで思い出しましたが、別の家ではすっかり忘れられていました。
天日干しの間、全館空調を止めたくない場合は、光再生脱臭フィルターを余分に買っておくことをお勧めします。
参考
・空調フィルターの掃除にダイソンは向かない
・三井ホームの全館空調スマートブリーズでカビ臭?
年に 2 回の操作
そのほかのメンテナンスとして、暖房と冷房を切り替える時期に必要な操作が2つあります。1 階は冷房が効きやすく 2 階は暖房が効きやすいので、スマートブリーズでは 1 階と 2 階のいずれかの出力を絞ることができます。この冷暖房の切り替え時期には、これを逆転させる必要があります。また、加湿が暖房時のみに行われるため、この時期に加湿用の水栓を開閉する必要もあります。これも忘れられがちです。
業者によるメンテナンス
最後に、上記以外にメーカーによるメンテナンスがあります。自分ではできないところをやってもらうので、これは必須です。年 2 回、3 万円超のコースと、年 1 回、約 2 万円のコースがあり、ほとんどの方は年 1 回のコースを選ぶそうです。我が家も年 1 回のコースにしましたが、上記のようなメンテナンスを忘れそうな方や、換気ユニットの汚染が気になる方には年 2 回の方がよいかもしれません。
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