三井ホームは気密性能(C値=隙間相当面積)を公開していません。セキスイハイムや一条工務店、スウェーデンハウスなどと違って標準では測定すらしていないので、データが少ないのです。気密性能は施工業者によって左右され、性能を保証することが難しいためにデータを出していないのでしょう。気密性を高めやすいツーバイフォー工法なので C=2.0 以下は期待できそうですが、実際のところどの程度の気密性能が得られるのでしょうか。
まず営業担当の方に確認したところ、数年前のデータとして 1.0 前後の数値をいくつか示されました。「1.0 を切る数字もある」と自慢げでしたが、ばらつきが大きく、いまいち信用できないものでした。
次に工事担当の設計士に確認したところ、C 値で 1.2~1.5 程度になるように施工しているとのことでした。
三井ホームで建てた我が家では、オプションで気密性能の測定を依頼したのですが、その結果はこの範囲をやや上回る程度でした。ただし 1.0 は切っておらず、上記のハウスメーカーのレベル(C<0.99)には届きませんでした。残念。
というわけで、三井ホームの C 値はばらつきがあるものの、1.2~1.5あたりになるようです。C 値は低いに越したことはありませんが、第一種換気システムであれば問題ないレベルかと思っています。
参考 第一種換気と第三種換気
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