草刈りも芝刈りも嫌なのでセンチピードグラスの芝生にしてみた

空地を放っておくと雑草が生え、すぐに腰より高く育ってしまいます。庭がそんな状態になっていると空き家みたいなので、見た目だけでなく防犯上も問題があります。

かといってキレイな芝生を維持するのも大変で、意外と楽しい芝刈りも暑い時期は汗だくになるので、やっぱり億劫になってしまいます。

そんなわけで、無駄に土地が広いわが家の庭では、省力管理の芝を 3 種類試しています。

低コストで管理がラクな芝生の品種
種から育ててみた芝生 3 品種(野芝ゼニス、ティフブレア、トールフェスク)

場所ごとに使い分け、3 シーズン目となる現在も全品種かろうじて生き残っています。野芝ゼニスもお気に入りですが、なかでもお勧めはティフ・ブレア(ムカデ芝とも呼ばれるセンチピードグラスの一品種)です。

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ティフ・ブレアが特にお勧めな理由

ティフ・ブレアがお勧めなのは、簡単に定着し、草刈りをしないでも雑草が生えず、30cm 未満くらいの草丈で収まるからです。

美観に関しては、普通の芝のほうが確かに優れています。高麗芝は草幅が狭く、雑草感がありませんが、ティフ・ブレアは芝と雑草の中間的な印象です。また、野芝は踏んでも丈夫なところや、刈ればキレイになるところは気に入っています。

しかし、やはりいくら野芝でも、2 カ月も放置すればボサボサになるし、ところどころ雑草も生えてしまいます。

手入れできないくらいなら、放置してもひどくならないティフ・ブレアがいい、という結論に至ったわけです。

ティフ・ブレアは本来、家庭の庭向けの品種ではなく、田んぼの畦畔や道路の緑地帯、法面などに向いている品種ですが、管理次第でそれなりにキレイな芝生にもなります。

他の雑草を抑制するアレロパシー効果も実感できる程度にありますし、耐陰性が強いこともメリットです。北向きの庭や庭木の下など、他の芝が育ちにくい場所でも、わが家のティフ・ブレアは育っています。

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ティフ・ブレアの育て方

ティフ・ブレアの育て方はとても簡単です。まず、グリホサート*(例:ラウンドアップ)などのすぐに分解される非選択性除草剤を撒き、多年生植物の根っこまで枯らせます。その後、適当に土を耕し、適当に種をまき、しばらく水やりをするだけです(タキイ種苗による詳細説明はこちら)。

*除草剤の安全性について
雑草に対して安価で安全・効果的な除草剤として多用されているグリホサートですが、近年、その発がん性が問題視されています。国際がん研究機関(IARC)の発がん性対象一覧(Wiki)で、グループ 2A(ヒトに対する発癌性がおそらくある)に分類されたからです。とはいえ、グループ 2A は赤肉(牛肉・豚肉など)と同じ発がん性レベルであり、グループ 1 に分類されるソーセージなどの加工肉よりは低いレベルです(それを知って加工肉を控えています)。

多用して吸入するリスクがある人にとっては問題があるのかもしれませんが、上記の方法で一回だけ使用するくらい、まったく問題はないでしょう。そのうち販売や使用が禁止される可能性がありますが。。

ティフ・ブレアを植えれば、除草剤を使用する必要がなくなります。砂利の間や空き地に生える雑草に毎回使用するよりは、健康的ではないでしょうか。

ティフ・ブレアの生長は早くないため、数カ月すると雑草だらけになり、育っているのか不安になりますが、最初のシーズンはそれで構いません。下のほうまで日が差すように、雑草を含めて草丈が 30 cm 以下になるように時々草刈りをすれば問題ありません。翌年の春には、アレロパシー効果のためか、ティフ・ブレアの割合がぐっと増えていることでしょう。

肥料もほとんど必要ありません(むしろ与えすぎが有害)。

温暖地の播種期は 4 月中旬から 8 月中旬くらいとのこと。わが家には芝生を植えず雑草が酷くなっているところがまだあり、今からでもギリギリ間に合いそうなので、今年も植えてみようかと思っています(または移植)。

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センチピードグラスのデメリット

個人的には気に入ってるセンチピードグラス(ティフ・ブレア)ですが、デメリットもいくつかはあります。
芝生を評価する基準は「手入れのしやすさ」だけではなく、どの芝品種にも、自然条件との相性や向き・不向きがあるからです。

美観はイマイチ

芝生は一般に、葉が細いほど美しく見えます。イネ科雑草を刈っただけの草地が芝生のように美しくならないのは、均一性がないこともありますが、イネ科雑草は葉が太いせいでもあります。

参考 芝生と雑草の比較画像

日本で最も一般的な高麗芝は細めの品種であり、姫高麗芝はもっと細めです。これらと比べると、センチピードグラスの葉は太めです(ノシバも太め)。イネ科雑草と一般的な芝生の中間くらいの感じです。

とはいえセンチピードグラスの芝生でも、「芝生感」はちゃんと出ます。単一品種できちんと管理されていればいるほど、きれいになります。

見るほうが早いので、画像検索で比べてみてください。

日本語の「センチピードグラス」の Google 画像検索結果では、田んぼの畔などで放置気味に管理した場合の画像が多く見つかります。一方、英語の「centipede grass」の Google 画像検索結果では、芝生として管理した場合の画像が多く見つかります。

芝とちょっと違う

センチピードグラスは「イネ科ムカデシバ属」の植物であり、一般的な芝生が属する「イネ科シバ属」の植物ではありません。そのため、一見ノシバと変わらないようでいて、ちょっと違うと感じる点がいくつかあります。

一般的な芝生の匍匐(ほふく)茎はだいたい地下にありますが、センチピードグラスの匍匐茎はその位置がやや高く、地表を這う感じで伸びる茎が多くなります。

この匍匐茎により、土があるところで放っておくと広がっていく点は、他の芝と同じです。広がるスピードはおそらく結構速い方であり、穴を埋める修復力という点ではメリットですが、広がってほしくない場所では定期的に刈り取る必要が生じます。

また、センチピードグラスの違いは秋にはっきりします。普通の芝生より枯れる時期が遅く、ちょっとだけ紅葉します。

種まきで失敗することもある

育成が簡単とはいえ、種からの芝生づくりが初めての場合、失敗することもあるようです。初期の水切れが多いのではないかと推測しますが、ピット苗をつくって定植する方法が成功率が高く、安心・確実で低コストかもしれません(以下のようなトレイを使います。方法は前出のタキイのページを参照)。いったん生育すれば枯れにくく、我が家は5年目も順調に生育しています。

センチピードグラスの芝生を検討している方は、上記の特徴にもご注意ください。

ついでに紹介しておくと、芝刈り・草刈りは以下のようなサービスを利用することもできます。



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