何度も枯らした私がお勧めするブルーベリーの品種

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私はもう、かれこれ20年くらいブルーベリー栽培に挑戦しています(ただし失敗ばかり)。

はじめは目に良いとかで注目した果物ですが、実は庭木としても魅力的です。

Tony GlennによるPixabayからの画像

大きさは背丈くらいでちょうどよく、花も実も可憐で美しいし、葉の形はシンプルで、秋の紅葉も立派です。

農薬を使わなくても、虫もあまりつきません(たまにシャクトリムシとかが発生します)。

Cornell FrühaufによるPixabayからの画像

鉢植えでも地植えでも栽培できるし、生け垣にしている人もいます。

もちろん、実も美味であり、一気に収穫できたときは冷凍しておけば長持ちするし、ヨーグルトに添えたり、焼き菓子に入れても見映えするし、美味しく楽しむことができます。

そんなブルーベリーが大好きなのですが、栽培はそれほど簡単ではありません。園芸好きの人にとっては難しくないのかもしれませんが、植物をマメに管理できない私にとっては難しく、何度も何度も失敗してきました。

ブルーベリー栽培に失敗する原因はだいたい以下のどれかです。

  • 酸性の土壌が要求されるため、ピートモスを多用して維持管理する必要があること
  • 根が浅いため、水切れして枯れることが多いこと
  • 温暖地では気候が合わないこと(耐暑性)

失敗するたびに反省し、改善して再挑戦しようとするのですが、なかなかうまく行きません。少し上手くいったかと思えば、ずっと成長せずに小さい株のまま停滞してしまうこともしばしばでした。

失敗続きのブルーベリー栽培ですが、そんな私でも、ひとつだけ成功した株(ティフブルー)があります。新築時に3年生の苗を植えてから順調に生長し、途中で一回移植しても枯れず、1.5mほどの高さの木になって、毎年美味しい果実をたくさん実らせてくれます。

成功した秘訣は、品種選びに尽きます。ブルーベリーには大きく分けてサザンハイブッシュ系、ノーザンハイブッシュ系、ラビットアイ系があります。このうちラビットアイ系は、土壌に対する適応力が高く、初心者でも育てやすいといわれています。ハイブッシュ系は実が美味しく、温暖地でも苗が販売されていますが、私の場合、ちゃんとピートモスを使っても、長期で成功した試しがありません。繊細すぎます。

ラビットアイ系なら、鹿沼土や赤玉土と腐葉土を混ぜただけの土でも育つことができます。ハイブッシュ系の台木として使用することもあるくらい、丈夫です。

ではラビットアイ系ならどれでもよいかというと、そうでもありません。たまたまかもしれませんが、3種類以上植えてみて、順調に育っているのはティフブルーの株だけです。

ブルーベリーにはラビットアイ系だけでも数十もの品種があり、品種ごとの特徴を表にしてくれているありがたいサイトもあります。

ブルーベリー品種比較一覧表

これによると、ティフブルーは「育てやすさ」が5段階評価で5と、最強です。失敗してしまった他の品種は育てやすさが4だったので、個人的に育てやすさは重要です。

その他の数値化されている特徴として、風味・サイズ・生産性がありますが、ティフブルーはサイズがふつう(3)である以外、すべて最高評価です。そんな高スペックな品種はなかなかありません。

実際、食味が劣るとされるラビットアイ系にしては気にならない美味さだし、木の大きさの割にたくさんの実が収穫できます。一般に、ブルーベリーは授粉用に多品種を植えたほうがよいといわれていますが、ティフブルーは一本でもしっかり実ってくれています。

ただ、わが家では、ティフブルー1株では全然足りません。ペットの鳥にすべて喰われてしまうので、今年は何株か追加して、ブルーベリーの楽園をつくっていきたいともくろんでいます。

ティフブルーの苗は結構どこでも売っていますが、近所のホームセンターは品種間違いがあったりして信用できないので、送料が高くてもお気に入りの「ガーデンストーリー」で購入しました。

ガーデンストーリー楽天市場店」のトップページにも「店長のおすすめ」としてティフブルーが大々的に紹介されていたので、やっぱり良い品種なのでしょう。


【ティフブルー】苗ラビットアイ系・ブルーベリー[果樹苗木]

春植えは夏の乾燥に要注意ではありますが、株元にワラでも敷いて、ときどきの水やりを忘れなければ、できる気がします。育てやすさ5の他の品種(パウダーブルーなど)も混ぜて、またブルーベリー栽培を成功させたいと思います。

なお、「庭木ミカン最強説!」で書いたように、庭木としてはミカンにも大変満足しています。

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