種から育ててみた芝生 3 品種(野芝ゼニス、ティフブレア、トールフェスク) | さとるパパの住宅論

種から育ててみた芝生 3 品種(野芝ゼニス、ティフブレア、トールフェスク)

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我が家は田舎で無駄に敷地が広いので、庭の大部分は芝生にすることにしました。

芝生のつくり方(参考記事)として一般的な方法は高麗芝の張芝ですが、面積が広いと大変で高くつきそうだったので、我が家では種をまいて芝生を造成することにしました(思ったより大変でしたが)。

管理が楽なおすすめの芝品種については、「低コストで管理がラクな芝生の品種」で書いたとおりです。

今回は、我が家で実際に 1 年間育ててみた 3 品種について紹介したいと思います。発芽後の管理はテキトーですが、最低限の芝刈りと施肥、エアレーションは行いました。

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野芝「ゼニス」

4月中旬の野芝(ノシバ)ゼニス
これがメインの芝です。野芝は夏型芝なので冬は枯れますが、4 月中旬には上の写真の状態になりました(最盛期にはもっと密度が増します)。

野芝は一般的に高麗芝よりもキメが荒く美しさに劣るものの、暑さ、病虫害、乾燥、踏圧などには非常に強いという特長があります。成長も遅いので、芝刈りは 2 週間に一度程度で何とかなっています(本当はもっと刈ったほうがよいかも)。

雑草も生えてきますが、日本芝に使える除草剤は多いのでラクです。管理が悪いためか秋にサビ病が発生しましたが、刈れるほど深刻な状況にはなりませんでした。

一般的な高麗芝と比べてどうなのかは不明ですが、総合的にとても気に入っています。

センチピードグラス「ティフ・ブレア」

省力管理の緑化法としてタキイ種苗がおすすめしていたセンチピードグラスの品種「ティフ・ブレア」も一部で試しに育ててみました。次の特長があります。

・他の雑草を抑制する物質を出すので雑草が生えなくなる
・年 1 回の刈り込みで良い

我が家では、芝刈り機が入りにくいスペースに除草剤を散布してから撒いてみることにしました。1 年目は雑草に埋もれてどれがティフ・ブレアなのかわからない有様で、本当に育っているのか心配になるほどでした。使える除草剤も限られるので雑草を含めて全体を低く刈り取るだけの管理としましたが、2 年目の 4 月下旬になるとティフ・ブレアのみが生えてくるようになりました。うわさどおりです。生育は旺盛でランナーもよく伸びますが、背丈はある程度の高さで止まってくれます。今後ラクに管理できることに期待が持てます。

デメリットとしては、高麗芝よりも耐陰性、耐旱性、耐湿性、耐踏圧性などが劣るようです。葉が柔らかいので踏圧には弱いかもしれません。耐陰性については木の周囲でも順調に育ったので、北向きなどでなければあまり問題ないかもしれません。耐旱性が強くないことはやや気になりますが、水はけがあまりよくない(ただし停滞水は生じない程度)土壌では育った後の水やりがほとんど必要なかったので、土地によっては気にしなくてよさそうです。

詳細 草刈りも芝刈りも嫌なのでセンチピードグラスの芝生にしてみた

トールフェスク「インフェルノ」

トールフェスクは冬型の西洋芝で、年中緑を保つことができます。冬型芝にしては暑さなどにも強いということで、冬も枯れない芝生に対する憧れを捨てきれず一部で撒いてみましたが、次の点でこれは失敗でした。

デメリット:
・野芝よりも成長が早いので頻繁に芝刈りを行う必要がある
・イネ科の雑草と見分けが付きにくく、使える除草剤が限られる
・しだいに大株化し、美しくなくなる
・ほふく茎(横に拡がる茎)が出ないので、夏に一部が枯れると回復しない

ただ、メリットもあります。冬に夏型芝が白化するなか緑色を維持してくれると殺風景にならず、やはり魅力的です。また、耐陰性が非常に強く、野芝が育たない日当たりの悪い北向きの場所でも順調に育ってくれています。

枯れると回復しないという点が一番の問題ですが、最近は「スパイダーLS」など「ほふく茎」の出るトールフェスクも開発されているので、いつか試してみたいと思っています。

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