APW330の結露とアルミ樹脂複合サッシの結露を写真で見比べる | さとるパパの住宅論

ペアガラスの結露の発生量を実際の画像で比較する

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わが家では、同じ部屋に断熱性能の異なる 2 タイプの窓を使用しています(窓種の制約のため)。

1 つは、YKK AP の「エピソード」というアルミ樹脂複合サッシで、多くのハウスメーカーの標準仕様になっている断熱レベルの窓です。リクシルなら、サーモスLやサーモスII-Hと同等のレベルです。

もう 1 つは、同じく YKK AP の樹脂窓、「APW 330」です。最近は樹脂スペーサー仕様があり、そちらのほうが断熱レベルは上ですが、わが家ではどこかで間違えられて標準のアルミスペーサー仕様になっています。リクシルなら、サーモスXと同等のレベルです。

後者のほうが高性能なので、熱貫流率で比べてみると 3 割くらい熱が逃げにくくなっています。

窓の結露は窓の表面温度が露点温度以下に下がったときに発生するので、断熱性能が高い窓ほど発生しにくくなります。

窓の結露の発生量は条件しだいで変わるものですが、参考までにわが家の場合の冬の結露状況を紹介しておきたいと思います。

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条件

室温:常に 22~23 度(全館空調)
湿度:40~50 %(全館空調の加湿機能+気化式加湿器 1 台)
最低気温:1 ℃くらい

室温も湿度も結構高めにしているので、そうでない住宅より結露は発生しやすい状況でしょう。

結露はカーテンやブラインドを閉めていると発生しやすくなり、それらの断熱効果が高いほど発生しやすくなりますが、わが家は夜間にふつうのカーテン(およびレースカーテン)を閉めているだけです。

エピソードの結露

冬は毎朝、少し垂れ落ちるレベルで結露が発生します。ガラス面は、サッシに近い外周部に水滴がついています。白いので見にくいですが、窓枠部分にも水滴が付いています。気付いたら拭いていますが、それほどマメには拭いていません。

南面の窓のため日射で暖かくなるので、ほっておいても日中には完全に乾き、カビは生えません。もし北面だったなら、拭かないと濡れたままになってカビが発生するような気がします。

追記:窓サッシにカビが生えていました…(エピソード)

APW 330 の結露

窓ガラスの四隅と、サッシに少し結露が発生しています。画像の範囲外ですが、ガラス面は四隅以外は曇りもありません。量はエピソードよりずっと少なく、そのうち乾くので拭いていません。ただし、氷点下 2 度くらいになる日には、ちょっと量が多くなります。

わが家の標準窓なので各方面にありますが、どこも結露でカビが生えることは起きていません。昔住んでいたマンションでは方位によって結露の量に差がありましたが、今は全部屋ほぼ温度および温度差が変わらないため、朝の結露の量にあまり差はありません。

個人的には問題は感じないレベルですが、樹脂スペーサー仕様になっていたらもっと結露を抑えられていたと思うと、少し悔しいところです。

追記: 掃除しにくい箇所を放っておいたら少しカビが発生していました。
APW 330に発生してしまった黒カビの対策

個人的感想

私の場合、ちょっと掃除をサボったりするだけでカビが生えるのはイヤなので、APW 330 にしていてよかったと思います。全部をエピソードにしていたらと想像すると、少し不安を感じます。

結露の発生を気にする人は多くいらっしゃいますが、許容できる範囲は人それぞれです。上の APW 330 程度で許せる人も、許せない人もいるでしょう。

結露をもっと減らしたいならば、部屋の乾燥に耐えるか、トリプルガラスなどを検討する必要があるかもしれません。ご参考までに。

さらに追記:上記2種類の窓とサーモスXについて、結露が起きる表面温度を調べてみました。
APW330(アルミスペーサ)とサーモスX(樹脂スペーサ)の結露状況

参考 結露が発生する条件および対策

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