全館空調の設計時は吹出口の位置と向きに注意

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全館空調の設計は、基本的には空調の専門の方が行うものです。我が家の場合、三井ホームとの打合せで確認したような記憶はありますが、ほとんど提案されるがままにしたように思います。しかしながら、住んでみて、こうしたほうが良かったなと思うことがあったので、紹介したいと思います。

風が当たるのは不快

エアコンの風が直接肌に当たるのは不快なものですが、これは全館空調でも同じです。暖房ならまだマシですが、最悪なのが冷房期に天井から頭に直接降りてくる冷気です。

下向きの吹出口は、人がとどまらない位置に設置すべきです。

将来的にイスやベッドを置く可能性がある位置の天井は、避ける必要があります。設計する方も考慮してくれているはずですが、吹出口の直下にベッドを置いて問題になった事例も知っているので、自分でも確認する必要がありそうです。

吹出口の向き

吹出口にも、下向きのものと、横向き(水平方向)のものがあります。わが家の場合、ほとんどは天井に設置される下向きの吹出口です。横向きの吹出口が設置されているのは、吹き抜け空間と、屋根で天井が傾斜している 2 階の部屋だけでした。

下向きの吹出口は、上記のように風が人に当たる可能性があります。一方、横向きの吹出口は、高い位置に設置されているため、風が当たることがなく快適です。下向きの吹出口は洗濯物を部屋干しする場所には向いているかもしれませんが、それ以外では横向きのほうが良いように思います。

横向きの場合、天井高を下げる必要がなくなり、抵抗となるダクトを短くできる可能性もあります。

理想は窓に向かう水平方向の吹出口

冬に一番寒いのは、窓付近です。窓付近で冷やされた空気は重いので下に流れ、足元が寒くなる原因となります。オール樹脂サッシのペアガラス以上ではだいぶマシですが、(ハウスメーカーの標準仕様として一般的な)アルミ樹脂複合サッシのペアガラス以下では、窓に近い床ほどはっきりと冷たさを感じます。上下の温度差は体感温度の低下につながるため、ないに越したことはありません。

これを防ぐには、寒いところに向かって暖房の風が届くようにすればよいでしょう。窓付近に下向きの吹出口を設けるか、窓に向かう水平方向の吹出口を付けるのがよいと思います。

間取りによっては制約もありそうなので専門家の意見を聞くことも重要ですが、可能な場所では窓に向かう水平方向の吹出口を積極的に取り入れるのがお勧めです。

この件については故・鵜野先生もブログ記事で書いておられましたが、住んでみて、まさにそのとおりだったと実感し、少し後悔しています。

参考 全館空調に関するまとめ

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