Q値とUA値をざっくり計算するツール

窓、壁、床、天井(または屋根)の熱貫流率と各面積を入力することにより、概算で Q 値(熱損失係数)と UA 値(外皮平均熱貫流率)を計算するツールを作成しました。

細かい計算を省略した簡易的なものなので、注意事項をご確認のうえ、ほんの参考程度にご活用ください。

窓の面積やタイプを変更したらどうなるのか、どこからの熱損失が大きいのか、などの簡易チェックには使えるのではないでしょうか。

なお、熱貫流率がわからない場合のため、断熱材の厚さと熱伝導率から熱貫流率(ついでに熱抵抗値)を計算するツールも用意しました。

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断熱材の厚さと熱伝導率から熱貫流率および熱抵抗値(R値)を計算するツール

熱損失係数Q値と外皮平均熱貫流率UA値をざっくり計算するツール

注意事項

このツールは以下を前提としています。

前提条件

Q 値の計算方法は、Dotプロジェクトの『熱損失係数(Q値)算出基準 Ver. 1.1』(PDF)を参考にしました。とはいえ簡略化しているので、きちんと調べたい方は詳細をご確認ください。

床断熱工法を想定しています。基礎断熱工法は対象外です。土間も考慮しません。

換気は第三種換気を想定しています。熱交換型換気を採用する場合の Q 値は適宜割り引いて考えてください(上記 PDF に記載あり)。

熱橋部については計算上は一切考慮していません。簡易計算として窓や断熱材の数値のみを入力することを想定していますが、実際には断熱材以外(構造用合板や石膏ボード、表面熱抵抗など)の熱抵抗がプラス評価、熱橋部はマイナス評価されます。充填断熱では総合的に悪化することが多いでしょう。複雑にはなりますが、熱橋部を考慮した熱貫流率を入力したほうが正確になります。

上記理由により、大まかにいってここの計算値は実際の数値より低い(良い)数値になる傾向があります。

初期値について

熱貫流率の初期値は、『断熱等性能等級4 技術基準』(PDF)の仕様を参考にしました(4~7地域、木造住宅の充填断熱工法、天井断熱のケース)。窓については省エネ建材等級 4 レベルの数値としました。

住宅各部の面積については、IBEC が公開している「住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説」(PDF)におけるモデル住宅(3LDK、温暖地、約36坪、詳細は PDF の p.13 以降)の数値を採用しました。外壁面積などが不明の場合でも参考程度にはなるのではないでしょうか。

その他注意事項およびヒント

開口部とは、窓と玄関ドアなどのことです。平均的な数値がわかればそれを使用してください。

外壁面積は、各階の周囲長さを調べ、各階の天井高をかけてから開口部面積を引くことで算出することもできます。

屋根断熱の場合、外壁面積も若干大きくなります。屋根面積は、1F 床面積と屋根勾配から三角関数を応用すれば概算で算出できるのではないでしょうか。

断熱材を複数組み合わせる場合(充填断熱と外断熱を併用する場合など)は、最初にそれぞれの熱抵抗値を足し算し、その合計値(T)の逆数(1 ÷ T)を計算すると、全体の熱貫流率を計算できます。

以上です。

正確な Q 値や UA 値を知りたい場合には役立ちませんのでご注意ください。使用上、ストレスを感じたらご利用を諦めることをお勧めします。申し訳ございません。

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