断熱材の熱伝導率と厚さから熱貫流率Uおよび熱抵抗値Rを計算するツール

材料別の熱伝導率については、建築研究所の『外皮の熱損失の計算方法』(PDF)p.16 付録A「住宅の平均熱貫流率計算に用いる材料種別の熱物性値等」 などでご確認ください。

補足:熱伝導率と熱貫流率と熱抵抗値の違い

熱伝導率 [W/m・K] は、材料の熱の移動のしやすさを示す指標です。厚みは考慮されません。アルミの熱伝導率は木の約 1,500 倍とか言われますが、住宅の断熱を考える場合には厚みが重要です。

熱貫流率(U値)[W/㎡・K] は、1㎡ あたりの熱の移動のしやすさを示す指標です。窓の Uw 値、外皮平均熱貫流率の UA 値なども熱貫流率なので、厚みを組み込んで、断熱面の単位面積当たりの断熱性能値として比較することができます。数値が小さいほど高断熱です。

熱抵抗値 [㎡・K/W] は、熱貫流率の逆数です。(厚さ) ÷ (熱伝導率) とも同じになります。数値が大きいほど高断熱です。断熱材を組み合わせる場合、熱抵抗値は足し算することができます(熱貫流率は足し算できません)。

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