YKK AP の洋風すだれ「アウターシェード」の使用感

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高断熱住宅でも、そうでない住宅でも、夏に日射熱をなるべく入れないようにすることは非常に重要です。そして、日除けは窓の外で行ったほうが効果的です。

おすすめの日除けの方法は、南面は軒や庇(ひさし)です。太陽高度の高い夏には日射を遮り、太陽高度の低い冬には日射熱を取り入れることができます。

東西面は、植物(つる植物や落葉樹がおすすめ:参考記事)のほか、外付ブラインドシャッターも効果的です。和風の家は「すだれ」も合います。

わが家も本当は外付ブラインドシャッターを採用したかったのですが、三井ホームでは高額なオプションになるため、YKK AP の洋風すだれ「アウターシェード」を数か所に採用することにしました。

YKK AP アウターシェード

このタイプのすだれはサッシ各社から販売されており、安価です。松尾先生の著書『ホントは安いエコハウス』でも「建て主からみれば費用対効果の非常に高い建材」として紹介されています。

今回は、YKK AP のアウターシェードを実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。

この商品は 2018 年の春にリニューアルされ、性能が向上したそうです(詳細リンク)。使っているのは旧タイプになりますが、使用感はどのタイプでも他社製品でも大差はないのではないかと思います。

サンシェードの使用感

このサンシェードはどのようなものかというと、外に設置するロールスクリーンです。

引っ張ると引き出すことができ、引っ張らないと自動でシュルシュルと巻き込まれて収納されます。

固定の方法はさまざまですが、窓サッシの側面や下部などに設置したフックに引っ掛けるのが一般的かと思われます。

ベランダに取り付けることも可能です。ベランダの手すりなどに斜めに取り付ける場合、窓を開けてそのまま出入りすることができます。専用の取り付け装置も確かあったと思いますが、私は簡易的にロープで輪をつくって 2 か所に引っ掛けるだけで固定しています。

サンシェードのメリット

使ってみてわかったサンシェードのメリットは以下のとおりです。

  • 日射遮蔽効果が高い
  • 外付けブラインドより安い
  • すだれより長持ちする
  • 暗くならず、採光、通風もできる

室内からは、薄っすらですが外の様子も見えます。この写真ではよくわかりませんが、意外と採光もできます。

YKK AP アウターシェード。室内から

サンシェードのデメリット

一方、使ってみてわかったデメリットもあります。

それは、風に弱いことです。本体にも、次の注意書きがあります。

木の葉がたえず動く、または紙がまい上がるような風が吹いている時はスクリーンを収納してください

強風時には外れて暴れる可能性があるため、収納しておかなくてはなりません。大した手間ではありませんが、常に天気やシェードの状態を気にかけ、窓を開けて早めに対応する必要があります。暴風雨にさらされながらしまうのは嫌ですので。

また、フックによる固定は引っ掛けるだけでガッチリしたものではないため、風でカタカタ音がなることがあります。それに加えて、高いところから引っ張るためのヒモと持ち手も、固定しておかないと窓にぶつかって音が鳴ることがあります。持ち手はサッシに差し込んで固定できるよう切り込みが入っていますが、場所によっては固定が難しいこともあります(私は除去しています)。

この音が就寝時には気になるので、寝室では夜間は収納するようにしています。つまり、毎日出し入れする必要があり、ちょっと面倒です。実のところ、面倒臭いから室内側だけで日射に対処することも多々あります。

寝室以外の小さめの窓では、強風注意報が出ないかぎり、出しっぱなしにすることも可能です。風に対しては、サイズが小さいほど強い傾向があります。

そんなわけで、私としては、植物による日射遮蔽を基本とし、それが難しい場所でサンシェードを利用するという使い方がお勧めです。

採光が必要ない場合には、シャッターを閉めるのも簡単で効果が高い方法です。西日対策として、私もよく早めにシャッターを下ろしています。

参考までに、ロープで固定するタイプの日除け(以下例)も使ったことがあります。

こちらは設置工事が不要なので導入は手軽ですが、風に弱いのは同じです。問題は、出し入れが大変なことです。マンションのベランダなどで風が強く吹かない条件であれば、付けっぱなしにできるので向いているかもしれません。

参考
日射の管理で実現する省エネ住宅
Low-E ガラスの遮熱はカーテンではなく窓の外で
数値で見る夏の日射遮蔽の重要性
サンシェードが必要なのは南面ではない

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