夏に車を日なたに放置しておくと、ハンドルを握るのがきついほどの熱さになります。
カーポートがあるといくらかマシにはなりますが、それでも日射熱を結構通してしまいます。
同じカーポートでも、濃い色や熱線遮断ポリカーボネートを採用すると遮熱率が高かったりしますが、問題は遮熱率だけではありません。
カーポートの屋根では、斜めに入る日射は防げません。設置場所や時間帯によっては、カーポートの屋根で防げない角度からの日差しが問題になりがちです。
わが家のカーポートでも、昼過ぎになると南西方向から斜めに直射日光が車に当たるため、その時間帯に車を使うときに難儀します。
車用サンシェード(Amazon)でハンドルは対処できますが、車内にこもった熱で冷房がなかなか効きません。
そこで数年前からは、夏の間だけ、カーポートに補助的にサンシェードをぶら下げるようにしました。
しかし、カーポートへのサンシェードの取り付けには、いくつもの課題があります。
ここでは、いろいろ考えてたどりついた、私のサンシェード設置方法についてご紹介します。
カーポートへのサンシェード取り付けの課題と対策
カーポートにサンシェードを取り付ける際の主な課題は、強風対策です。
サンシェードの四隅をロープなどで強固に固定してしまうと、強風であおられたときにカーポートに大きな力がかかってしまいます(固定先にも)。
場合によっては、カーポート等の破損につながりかねません。
台風の時に外しておくのは当然としても、急に天気が変わったりした場合にいちいち対応するのは困難です。
そこで試したのは、サンシェードの上側2隅だけをカーポートに留める方法です。下側をフリーにすることで、突風が吹いても瞬間的に大きな力がかかることは避けられます。
しかしこの方法には問題があり、風で動くサンシェードが車のボディーに当たることで細かい傷が付きます。
以前の10年近く乗っていた車では気にしませんでしたが、新車ではさすがに気になります。
乗り降りするときにぶつかってくることも、ちょっと不快です。
カーポートへのサンシェード取り付け方法
いろいろ考えた結果、今年からは次の方法でサンシェードを取り付けることにしました。
- 下側は軽い重りで簡易固定する
- 上側はロープとカラビナで固定する
四隅を固定するのは必須ですが、強固に固定するとカーポートに負担がかかるので、下側の固定はあえて軽くしました。通常の風には動じず、強風時には移動してショックを和らげるイメージです。
とはいえ風でサンシェードや重りが動くと傷つく可能性があるため、基本的には風で移動しないことを想定しています。可動性は、万が一のための保険です。
台風接近など、強風がくることがわかっているときは、あらかじめ片づけます。
撤去しやすいよう、上部は踏み台で届く程度の高さにカラビナで付け外しができるようにしたわけです。
サンシェードの重り
この、もしもの強風時に動く「重り」を何にするかは悩んだのですが、土のう袋にしました。
コンクリートブロックでは動いたら危険だし、かといってペットボトルでは軽すぎます。プラスチックの注水式ウェイト、バリウエイト(Amazon)が良いかなと思いましたが、土のう袋のほうが安いし、強風で動いて車に当たったとしても傷つきにくそうです。
土のう袋は安いのですが、少数ではあまり売っていないのがやや難点です。私はヨドバシで買いました。
この土のう袋2つにそれぞれ 3kgくらい(適当)の土を入れ、ロープとカラビナを付ければ完成です。
多少のテンションがかかりますが、カーポートは多少の雪の重みに耐えられるくらいの強度はあるはずなので、たぶん大丈夫ではないかと。
道具は以下のとおりです。マネをして何か問題が起きても責任はとれませんので、ご参考までに。
サンシェード
サンシェードは以下がお気に入りです。
かなり丈夫で、何年も持ちます。
Amazonで買った知らないメーカーのサンシェードは色や細部が写真と異なりビミョーでしたが、タカショーのクールシェードはいい感じです。
園芸用遮光ネット(Amazon)も軽くて風通しが良さそうですが、留めやすさ、デザイン(色)、遮光性、耐久性の観点からはクールシェードのほうが好みです。
カラビナ
カラビナは特にこだわりはありませんが、百均では心配なのでトラスコ中山の商品を購入しました。
最後に、外のちょっとした踏み台には以下が便利です。洗車にも使えます。
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