【ローコスト限定】高断熱・高気密に対応するハウスメーカー等の一覧 | さとるパパの住宅論

【ローコスト限定】高断熱・高気密に対応するハウスメーカー等の一覧

※当サイトは、アフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイトなど)を通じ、商品またはサービスの紹介・適格販売により収入を得ています。詳細...

スポンサーリンク

高断熱・高気密の住宅は、どうしても高価格になります。スウェーデンハウス、三井ホーム、一条工務店などはすべて高額です。しかしながら、比較的低価格でも、高断熱(UA<0.46)、高気密(C<1.0)が実現可能なハウスメーカー等もあります。ここでは、比較的大手で、坪単価 60 万円くらいまでの予算で高断熱・高気密の住宅を実現できると思われるハウスメーカーやビルダーを紹介します。耐震性についても触れています。

スポンサーリンク

タマホーム

ローコスト住宅最大手のタマホームでは、性能の数値は公表していませんが、オプション次第で高断熱・高気密が可能です。「大安心の家 [暖] PREMIUM」 という最上位クラスがあり、これがなかなかの仕様となっています。窓にはトリプルガラスの高性能サッシを採用し、壁に「吹付けウレタン断熱」を採用しているため、十分な断熱性能・気密性能を確保できることが期待できます。全熱交換型換気システムも採用しています。耐震性においても、木造軸組工法ではありますが、構造用面材による補強と、制震装置も付くため、高レベルです。これで坪単価が 50 万円台くらいならば、コスパは良いと言えるでしょう。施工のレベルや自由度などその他の面は不明ですが、断熱性能、気密性能に関しては優秀だと思います(数値が出ていない点が気がかりですが)。

アイフルホーム

LIXIL 住宅研究所のアイフルホームでは、2017 年 8 月に高断熱・高気密に対応したセシボの新シリーズを発表しました。最上位の「セシボ極」では、一条工務店のiシリーズに対抗できるレベルの、UA=0.30、C=0.61 を打ち出しています。それに次ぐ「セシボ零」でも、温暖地で UA=0.52(参考値)、C=0.61 となっています。「セシボ零」でも、トリプルガラスの樹脂窓を採用すれば、十分な断熱性能・気密性能を確保できるでしょう。耐震性においても、木造軸組工法ではありますが、構造用面材による補強と、制震装置も付くため、高レベルです。これで坪単価が 50 万円台後半くらいならば、似たような工法の「FP の家」や、他のハウスメーカーと比べ、コスパは良いと思います。施工のレベルや自由度などその他の面は不明ですが、断熱性能、気密性能に関しては優秀です。C 値の測定を行う点も安心です。

住友不動産

住友不動産の注文住宅ではさまざまな工法が可能ですが、注目は 2×6 工法です。気密性能については C 値の公表がなく、吹付け断熱ではないため 2.0 以下くらいでしょうが、Q 値は 1.35 と公表されています。耐震性においては、ツーバイシックス工法に加えてコーナー部の強化があるため、最高レベルだと思います。大地震が起きても内外装の損傷もないと思われます。坪単価はおそらく 60 万円程度なので、他の大手ハウスメーカーよりはコスパが良いのではないでしょうか。(参考記事:「住友不動産を評価する」)

ヤマト住建

関東と関西で木造軸組工法の高断熱住宅を提供しています。気密性能については、C値 1.0 以下を基準としています。Q 値や UA 値にはさまざまなラインナップがあり、樹脂サッシのトリプルガラスに対応しています。耐震性においては、木造軸組工法ではありますが、構造用面材による補強と、制震装置も付くため、高レベルだと思います。

セルコホーム

仙台を中心として、フランチャイズを含め全国展開しているカナダ輸入住宅のハウスメーカーです。2×6 工法を採用しており、公表されている C 値は 0.492 とハイレベルです。窓はトリプルの樹脂サッシにも対応しています。坪単価は内外装しだいですが、高性能な割に安くできる可能性があります。

詳細は次の記事で紹介しています。
セルコホームの耐震性・断熱性・気密性・特長について


以下は、主に関東のみの展開となるハウスメーカーです。

ウィザースホーム

枠組壁工法(2×6)の注文住宅を比較的低価格で提供しています。 気密性能についてはC値が公表されていませんが、現場吹付け発泡の断熱材を採用しているので、それなりの高気密を期待できそうです。Q 値は 1.34 と公表されています。耐震性においては、ツーバイシックス工法なので問題ないでしょう。全館空調も選択可能です。坪単価はおそらく 60 万円程度なので、他の大手ハウスメーカーよりはコスパが良いのではないでしょうか。
(参考記事:「新昭和ウィザースホームを評価する」)

木下工務店

枠組壁工法と在来木軸工法に対応しています。現場吹付け発泡の断熱材を採用しており、C 値は 0.5~2.0 と紹介されています。三井ホームなどの一般的な枠組壁工法のハウスメーカーよりは高気密が期待できそうです。Q値は 1.8~2.5(ペアガラス)とされていますが、トリプルガラスにすれば高断熱も可能でしょう。耐震性においては、枠組壁工法なら十分でしょう。坪単価はおそらく 60 万円程度なので、他の大手ハウスメーカーよりはコスパが良いのではないでしょうか。

東急ホームズ・ミルクリーク

枠組壁工法(2×6)の輸入住宅を比較的低価格で提供しています。気密性能については公表がなく、吹付け断熱ではないため 2.0 以下くらいでしょうが、Q 値は 1.07 と公表されています。窓は木製サッシのペアガラスになりますが、熱貫流率は 2.33 W/㎥Kとのことなので、一般的なハウスメーカーの標準仕様と同程度です。なぜここまで Q 値が低く出るのかは少し疑問です。耐震性においては、ツーバイシックス工法なので問題ないでしょう。全館空調も選択可能です。坪単価はおそらく 60 万円程度なので、他の大手ハウスメーカーよりはコスパが良いのではないでしょうか。

最後に

断熱性能・気密性能・耐震性能・価格の 4 点に関してだけ見れば、魅力的なハウスメーカー・ビルダーは多数見つかりそうです。私も次に家を建てるなら(ないと思いますが)、こうしたところで建てたいと思っています。他にも同規模で条件を満たすハウスメーカーやビルダーがありましたら、紹介したいと思います。なお、当サイトで紹介しているからといって、総合的に見てお勧めできるかどうかは別問題ですので、その点はご了承ください。

工務店など

工務店などでは大手ハウスメーカーより低コストで家を建てられるところが多数あります。当サイト推奨レベルの高断熱・高気密に対応可能な業者のリストを作成したのでご参考までに。情報提供も募集しています。

高断熱・高気密に対応できる全国の住宅会社リスト【マップあり】
当サイト推奨の高断熱・高気密レベル(以下)の両方に対応できると思われる全国のハウスメーカー、ビルダー、工務店、建築事務所を紹介します(高断熱先進地・北海道は除外)。 断熱性能:Q 値 1.6 以下または UA 値 0.46 以下 気密性能:...

コメント

タイトルとURLをコピーしました