断熱性能を示す熱損失係数(Q値、W/㎡・K)と外皮平均熱貫流率(UA値、W/㎡・K)の換算ツールを作成しました。
Q 値と UA 値は似て非なる指標ですので、あくまで目安としてご利用ください。
このフォームでは以下の計算式を使用しています。
UA=0.374 x Q – 0.14
Q=2.67 x UA + 0.39
断熱性能を示す熱損失係数(Q値、W/㎡・K)と外皮平均熱貫流率(UA値、W/㎡・K)の換算ツールを作成しました。
Q 値と UA 値は似て非なる指標ですので、あくまで目安としてご利用ください。
このフォームでは以下の計算式を使用しています。
UA=0.374 x Q – 0.14
Q=2.67 x UA + 0.39
コメント
いつもブログを拝見して勉強させていただいてます。
昨年、三井ホームで家を建てました。
建てる前にこのブログを見つけていればと、悔やまれる所ですが、少し疑問が浮かんでコメントさせていただきました。
Q値への換算で換気の熱損失?が+0.39に反映されていると思うのですが、この値は熱交換器を使用していない場合と考えて良いんでしょうか?全館空調を導入している場合の全熱交換(トイレ、浴室からの個別換気の損失も含めて)だと、数値は変わってくるのでしょうか?
我が家は長期優良にしたので、個別のUa値計算がされていて、総二階、延べ床39坪、全熱全館空調でUa=0.54となっています。Q値換算で1.8となります。熱交換器の力でもう少しみなしの
Q値が下がらないかと欲をかいています。
コメントありがとございます。
私自身も建てた後に気づくことが多く、悔やまれる点が多々あります。。
Q値の換気分の 0.39 ですが、ご指摘のとおり熱交換型換気を考慮していません。
このため、熱交換型換気を採用している場合の Q 値は UA 値からの換算で得られる Q 値より小さくなる可能性があります(大きくなる場合もあります…)。
熱交換を考慮した Q 値計算は正式な方法ではありますが、この評価はややこしく、私もよくわかりません。
確かなことは、熱交換効率 80% なら 2 割の 0.08 になるという単純な話ではないことです(参考記事「一条工務店の Q 値計算が間違っている件」)。
実際のところ、温暖地では熱交換型換気を導入するとトータルの光熱費は増えるケースが多いと思います。
しかし、全熱交換型換気の最大のメリットはそこではなく、夏場に流入する湿気を減らせることだと考えています。
ただし、三井ホームの標準的な気密性能ではすき間から入る湿気が多いので、その点が問題です(わが家も)。
返信ありがとうございます。
熱交換器と局所換気を含めた家全体の換気による熱損失については、ブログで詳しく説明して頂いてとても参考になりました。
UA値→Q値換算についても、気持ちの中で計算値よりも、もう少し低いくらいかなぁ、、としておきます。
とはいえ、アパートから新居に引っ越してからはとても快適で、たしかに電気代は上がり、相応に維持費もかかりますが、旧家対新居での床面積の増加や空調の及ぶ範囲、間欠運転→連続運転等を総合すると、体感としては空調、断熱のパフォーマンスは良いと思います。(良さを体感したがために、今になってもう少し窓をグレードアップしたかったと思っています。)
特に今の時期は家全体を薄着で寒暖のストレス無く使えるのはとても助かっています。
ブログ楽しみしています。また、色々と教えてください。
たしかに全館空調は快適ですよね。寒くて入るのが億劫になる部屋がありませんし。現状の仕様以外の住み心地は正確にはわかりませんが、窓をグレードアップしたら電気代や体感温度はどう変わってくるのかなどをいろいろと考えたりしています。よろしくお願いします。