ローコストと高断熱は両立できるか? | さとるパパの住宅論

ローコストと高断熱は両立できるか?

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一条工務店のような高断熱住宅に住みたい!けど高い!という方は多いでしょう。

住宅を高断熱にするには、どうしてもコストがかかります。高性能窓はアルミサッシの窓よりも高いからです。

しかし、次のポイントに注意して、なるべく効率的に高断熱を実現すれば、それほど高くない価格で高断熱住宅を手に入れることは可能です。

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そもそも一条レベルの断熱性能が必要か

一条工務店の UA 値は i-シリーズ II で 0.28 と、ZEH 基準の半分以下という驚異的な数値を誇っています。

しかし、温暖地でそこまでの性能は必要なものなのでしょうか。

次世代省エネ基準は軽く超えたいところですが、HEAT20 で推奨される G2 レベル(UA 値で 0.46)でも経済的で快適な住宅は実現できるでしょう。

断熱性能はどこまで求めるべきか(Q値とUA値)
トータルコストが最小になる断熱性能とは
高断熱ペアガラスでエアコンを連続運転するとどうなるか?【アンケート結果】

高性能窓が安い住宅会社を選ぶ

高断熱住宅にする最も簡単な方法は、最も熱損失が大きい窓を高性能窓にすることです。

多くのハウスメーカーなどの標準仕様となっているアルミ樹脂複合サッシの Low-E ペアガラスは熱貫流率を表す U 値が 2.33 程度ですが、それ以下の(=より高性能な)窓を採用することが理想的です。

温暖地でのお勧めは、APW330(樹脂スペーサー仕様)や、サーモス X などです。

高性能窓の価格(割引率)は住宅会社によって大きく異なり、これらが標準仕様になっている住宅会社では安く仕入れることができます。そのような会社はまだまだ少ないですが、標準仕様でない会社でも、見積をとると大きな差が出ることがあるので、いろいろ確認してみてください。

なお、南面以外の窓を少なく(小さく)することも効果的です。

ペアガラスの断熱性能はピンキリで、その差は 3 倍以上!
【高断熱ペアガラス】サーモスXと APW330 の比較

2×6工法を採用できる住宅会社を選ぶ

窓以外の熱損失で大きいのは、換気と壁です。換気の熱損失を減らすのは簡単ではないので、壁の断熱について考えます。

まず、費用対効果を考えると外断熱は高いので、温暖地ではあまりお勧めできません。

木造の 2×6 工法は、一般的な軸組工法よりも断熱材の厚みを確保できるので有利です。壁式工法なので、ある程度の気密性能を確保しやすいこともメリットです。

2×6 工法は三井ホームなどの高価格帯のハウスメーカーが採用しているため高い印象があるかもしれませんが、材料自体は安い工法です。

ツーバイシックス工法の優れた特長とデメリット

木造軸組工法でも、新住協に属しているような住宅会社であれば、高断熱と高気密をうまく実現するノウハウを知っていることでしょう。

その他の参考記事

【ローコスト限定】高断熱・高気密に対応するハウスメーカー等の一覧

高断熱・高気密に対応できる全国の住宅会社リスト

ここに掲載している会社や、掲載団体に属している工務店などでは、ハウスメーカーよりもずっと安く高断熱住宅を建てられることでしょう。

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