東京・大阪・沖縄・ハワイの夏を不快指数で比べてみた結果 | さとるパパの住宅論

東京・大阪・沖縄・ハワイの夏を不快指数で比べてみた結果

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2019年8月の気象データを基に、日本の各都市(東京・大阪・那覇)における夏の気候はどの程度不快なのかを調査してみました。ついでにハワイも。

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調査の方法

気象庁のデータによると、2019年8月の気温と湿度は以下のとおりです。

月平均気温 月平均最高気温 月平均最低気温 月平均湿度(%)
東京 28.4 32.8 25.2 80
大阪 29.1 33.7 26.2 72
那覇(沖縄) 29.2 31.8 27.3 83
ホノルル(ハワイ) 29.0 32.8 25.3 N/A

この平均に近い数値を示す日を探すと、次のデータが見つかりました。

日平均気温 最高気温 最低気温 日平均湿度
東京 8月12日 28.8 33.2 25.6 80
大阪 8月16日 29.7 33.7 26.3 74
那覇(沖縄) 8月16日 29.4 31.7 27.6 85

この平均的な数値を示す日の観測データを調べ、各都市の1時間ごとの不快指数を計算してみました。

各都市の時間ごとの不快指数

各都市の時間ごとの不快指数は以下のとおりになりました。

不快指数とは?

不快指数の詳しい説明は、Wikipedia の項目をご覧ください。

不快指数は必ずしも体感とは一致しませんが、

不快指数が75を越えると人口の一割が不快になり、80を越えると全員が不快になると言われている

そうです。

日本人の場合は、

気象庁によると85になると93%の人が暑さによる不快を感じる

と記載されています。

快適なのは 65~70 あたりで、75 を超えると「やや暑い」、80~85 は「暑くて汗が出る」、85~ は「暑くてたまらない」とも表現されています。

東京の夏の一日の不快指数

東京の平均的な夏日の不快指数は以下のようになりました。参考までに絶対湿度も計算してみましたが(絶対湿度計算ツールと同じ式)、不快指数と直接の関係はありません。

時刻 気温 湿度 (%) 絶対湿度 (g/m3) 不快指数
1 26.8 88 22.4 79
2 26.6 89 22.4 79
3 26.4 90 22.4 78
4 25.8 94 22.7 78
5 26.4 93 23.2 79
6 26.8 90 22.9 79
7 27.8 86 23.2 80
8 27.7 85 22.8 80
9 29.8 75 22.5 82
10 29.6 71 21.1 81
11 27.6 93 24.8 81
12 28.0 87 23.7 81
13 30.9 71 22.6 83
14 31.9 64 21.5 83
15 32.1 63 21.4 83
16 32.2 64 21.9 84
17 31.5 69 22.7 83
18 30.3 75 23.1 83
19 29.7 78 23.3 82
20 29.1 81 23.4 82
21 28.8 83 23.6 81
22 28.3 87 24.1 81
23 28.3 86 23.8 81
24 28.1 89 24.4 81

1日を通して不快指数は 78~84 です。深夜は比較的マシとはいえ決して快適ではなく、常に蒸し暑い感じです。夜中にエアコンがいるかどうか微妙なところですが、私ならエアコンをずっと付けていたいレベルです。

大阪の夏の一日の不快指数

大阪の平均的な夏日の不快指数は以下のようになりました。

時刻 気温 湿度 (%) 絶対湿度 (g/m3) 不快指数
1 27.0 92 23.7 80
2 27.7 84 22.5 80
3 26.3 96 23.8 79
4 26.4 96 23.9 79
5 27.1 90 23.3 80
6 28.2 81 22.3 80
7 28.4 80 22.3 80
8 28.9 77 22.0 81
9 30.0 74 22.5 82
10 30.7 70 22.1 82
11 31.9 66 22.2 84
12 32.0 64 21.6 83
13 33.3 61 22.1 85
14 32.7 60 21.1 84
15 33.2 59 21.3 84
16 31.6 63 20.9 83
17 30.9 67 21.4 82
18 30.6 67 21.0 82
19 30.1 70 21.4 82
20 29.9 68 20.5 81
21 29.5 70 20.7 81
22 29.0 72 20.7 80
23 29.0 70 20.1 80
24 29.0 70 20.1 80

1日を通して不快指数は 79~85 です。前日から明け方まで雨が降っているのであまり良いデータではありませんが、傾向としては東京よりもやや蒸し暑いようです。

沖縄(那覇)の夏の一日の不快指数

沖縄の平均的な夏日の不快指数は以下のようになりました。

時刻 気温 湿度 (%) 絶対湿度 (g/m3) 不快指数
1 28.7 92 26.0 83
2 28.4 90 25.1 82
3 28.2 91 25.1 82
4 28.2 91 25.1 82
5 28.0 92 25.1 81
6 27.8 91 24.5 81
7 27.6 91 24.2 81
8 28.1 87 23.8 81
9 29.9 78 23.6 82
10 29.5 83 24.5 83
11 29.6 82 24.4 83
12 29.8 83 24.9 83
13 31.4 82 26.8 85
14 30.2 81 24.9 83
15 31.0 77 24.7 84
16 31.1 75 24.2 84
17 30.8 75 23.8 83
18 30.5 79 24.6 84
19 29.9 83 25.1 83
20 29.5 85 25.1 83
21 29.3 88 25.7 83
22 29.1 89 25.7 83
23 29.2 86 25.0 83
24 28.9 89 25.5 82

1日を通して不快指数は 81~85 と、常に蒸し暑い感じです。深夜も快適にはならないので、エアコンはずっと付けていたくなります。

ただし、海の影響か最高気温が意外と低いので、日中の不快度は東京・大阪と大差ありません。

ホノルル(ハワイ)の夏の不快指数

ホノルルについても調べようと思ったのですが、相対湿度の時間ごとのデータが見つかりませんでした。
代わりに一日ごとの相対湿度のデータは見つかったのですが、相対湿度はだいたい 60% くらいでした。

真夏のハワイの気温は東京とほとんど変わらないのに、ハワイの相対湿度は東京より 20% 近く低くなっています。ホノルルの平均気温 29 ℃で相対湿度が 60% のときの不快指数は 78 です。

常夏の夏は暑すぎて敬遠したいイメージでしたが、東京のほうがよっぽど不快です。東京の夏を考えれば、沖縄でも特別暑いことはなく、ハワイに至っては避暑地と思えるレベルです。

海が近いのに蒸し暑くないなんて、本当にうらやましい気候です。

日本の平野部の夏は過酷ですね。。

関連 日本各地の一年間の絶対湿度をグラフにしてみた

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