「室温 28 度は不快」という政府関係者の発言が話題となっていますが、28 度が不快かどうかは温度以外の条件が大きく影響します。体感温度には空気の流れ(風速)も影響しますが、一番大きいのは湿度です。
体感温度計算サイトによると、室温を 28 度、風速を 0.25m/s とすると、湿度が 80% のときの体感温度は約 27 度、湿度が 40% のときの体感温度は約 24 度となります。湿度によって、室温 28 度は不快にも快適にもなるということがよくわかります。
また、湿度が 80 %以上で室温が 28 度あると、ダニやカビが発生しやすくなります。これらはアレルギー疾患などの原因となるため、健康にもよくありません。冷房の設定温度を下げるのはエネルギーの浪費になるため、やはり湿度を下げることが重要です。
住宅で湿度を管理するためには、どうすればよいのでしょうか。必要なのは、適切な気密性能と、換気(空調)システムです。これらについては以下の記事をご参照ください。
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