暑いからとエアコンを付けっぱなしにして寝ると、乾燥して喉がイガイガしてしまうという話をよく聞きます。私の場合、昔住んでいたマンションではそんなことがあったような気がしますが、現在の全館空調の住宅ではそのようなことがありません。
しかしながら、家族に聞くと、ちょっと喉が乾燥することがあるそうです。いくらかマシとはいえ、問題がないわけではありません。
また、わが家ではありませんが、この夏に全館空調の家に泊まった人が乾燥と寒さを訴えて風邪を引くということもありました。
喉の痛みはどうして発生してしまうのでしょうか。
湿度 50% でも喉は乾燥する
除湿運転を多用しているわが家の夏の湿度は 40~50% になっていることが多いのですが、夜間は外気の温度が低くなるため空調が止まることが多く、朝には 70% 程度まで上がっていることがよくあります。
このため夜間は特に乾燥していないのではないかと思っていたのですが、大正製薬の説明によると、喉のうるおいを保つ湿度は約 60 % なのだそうです。
60% を切っている時間帯は結構あるので、喉にとっては乾燥する状態なのでしょう。
これを防ぐには、乾燥しすぎないように注意する必要があります。
とはいえ湿度が高いのも不快なので、夜間は湿度 55~60% を目標に、空調の設定に細かく注意を払うようにしたいと思っています。なかなか難しいことではありますが。
風が当たると乾燥する
全館空調の家に宿泊して「乾燥して寒い」と言っていた人の部屋を確認してみたら、布団を敷いている場所の真上に空調の吹出口がありました。気流があると乾燥速度が速くなり、体温を奪われる速度も速くなるため、寝るには不快だったのでしょう。
空調の風が当たると不快なのは、エアコンも全館空調も同じです。寝る空間では特に気を付ける必要があります。
このケースでは、風量を落とし、空調の設定温度を高めにしたことで快適に眠れるようになったようです。
思い起こしてみれば、昔住んでいたマンションでは、エアコンの冷風が当たるのが不快だからと、わざわざ寝室ではない部屋でエアコンを付けていたものです。それでも暑かった記憶がありますが。
まとめ
全館空調(高断熱)の住宅では温度ムラが発生しにくく、風量を弱くできる傾向はあると思いますが、それでも喉の乾燥を防ぐためには注意が必要です。
夏風邪の予防(日経記事)や冷房病(Wiki)の対策としても、エアコンで冷やしすぎないようにすることと、空調の風が直接当たらないようにすることには、くれぐれもご注意ください。
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