夏型結露の問題と対策 | さとるパパの住宅論

夏型結露の問題と対策

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今朝、窓を見ると、ペアガラスの外側が曇り、小さな結露が発生していました。

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夏型結露とは

以前書いた結露が発生する条件の表によると、たとえば外気温が 30 度で湿度 90% のときの露点温度は 28 度なので、冷房で冷えた窓ガラスの表面温度が 28 度なら、窓の外側に結露が発生することになります。

窓の場合は天気が良くなればすぐに乾きますが、これが壁の内部で起きていたらどうでしょうか。壁の内部で水分が蓄積し、腐敗したりすることはないのでしょうか。それが、夏型結露の問題です。

夏型結露は問題なさそう

西方里見先生の著書『最高の断熱・エコ住宅をつくる方法』によると、かつては夏型結露が心配されていましたが、現在ではさまざまな実験から木材の腐朽や断熱材への影響はないという結論が出ているようです。

それでも夏型結露が心配な方には、防湿シート(気密シート)の代わりに特別な可変透湿シート(インテロなど)を使用し、壁体内の水蒸気が室内に逃げるようにすることが推奨されています。

三井ホームの仕様

三井ホームのわが家では、気密シートとして JIS A 6930 A種相当品を使用していました。特別な対策はされていないということです。

三井ホームの技術資料によると、壁内部に入り込んだ湿気は「VFフェルト」によって排出されることになっています。VFフェルトの通気層は厚みが薄いので、一般的な通気工法ほど通気できていないのではという心配はあります。が、同じぺージに築 28 年の三井ホームの解体調査結果が公開されており、問題はないのかなと思っています。

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