東芝の全館空調(スマートブリーズプラスII)を使用して約9年が経ちました。これまでのところ大きな問題はなく使えてきましたが、8年目の夏にはついに故障が起きました(わが家ではなく、同時期に同じ仕様で建てた三井ホームの全館空調の家で)。
全館空調のエラーと修理対応
冷房がなければやってられない暑い時期に、リモコンにエラーコードが表示されて止まってしまうのです。再起動すると少しは使えるのですが、またすぐに同じエラーが表示されます。
サービスセンターに連絡をとったところ、すぐには対応できず何日か後になるとのことでした。幸い、都合がついて翌日に対応してもらえることになりましたが、冷暖房が必要な時期(特に真夏)に数日使えないのは想像するだけでも大変です。
調べてもらったところ、排水経路が詰まって排水されなくなり、水があふれそうになっていたとのこと。エラーを無視して再起動しまくっていたら、水が溢れ、さらなる問題を起こしていたかもしれません。。
修理代金は覚えていませんが、部品交換等で済んだのでおよそ数万円でした。
後で判明した予防策
その後、秋にわが家の全館空調メンテナンスを受けたとき、わが家の全館空調も同じエラーが発生するリスクが高かったことがわかりました。
原因は、換気ユニットフィルターの汚れです。おそらく加湿フィルターのことで、気化式の加湿器と同様、ここには水アカ(カルキ汚れ)が貯まります。これがたまり過ぎると下に落ち、排水が詰まるという故障が多く発生しているそうです。
わが家のフィルターもかなり汚れていたので、9年目にして初めて交換を依頼しました。これで同様のエラーは起こりにくくなるだろうとのこと。
このフィルターは自分ではメンテナンスできません。毎年のメンテナンス時に洗浄してもらい、一時的にキレイになるのですが、カルキは完全には取れないので、消耗品として定期的に交換する必要があります。
1万円以上するフィルターで、本体のラベルには、換気ユニットフィルターは3~5年で交換するものと書かれていました。これまで一度も交換を勧められたことがなく、そんなことは忘れて生活していたのですが、エラーになって全館空調が使えなくなるくらいなら、9年目ではなくもっと早めに交換を提案してほしいものです。付けなくてもよいオプション品の高性能フィルターは積極的に売り込もうとしてきたのに。。
そういうわけで、気化式の換気ユニットをもつ全館空調をご利用の方には、自分で使用期間を把握してきちんとフィルター交換を行うことをお勧めします。


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