日射熱で暖まった床はいつまで暖かいのか確認してみた

空気を直接暖めるエアコンと異なり、日射熱はまず床を暖めてから室温に影響する形になります。これには多少なり時間差が発生するはずです。この時間差が長ければ、冬の日中に日射熱を蓄え、夜間も暖かく過ごすことができるかもしれません。

そこで、12月初旬とまだ本格的な冬が来る前ではありますが、せっかく放射温度計を買ってみて使えることがわかったので、日当たりのよい南面の窓辺の床温度が一日のうちでどう変化するのかを確認してみました。

日が差す窓辺の床、日射の影響を受けない床、外気温を放射温度計で測定した結果、以下のようになりました。

昼頃には 30 ℃を超えていた床温度は、16 時半の日の入り後、17 時にはもう熱を持たなくなっていました。

日射熱で床が暖かいのは昼間だけで、一般的なフローリングに蓄熱効果は期待できないことがわかりました。

日射熱取得は1日の収支で見ると暖房費を削減できそうですが、時間単位で考えると日中の暖房が要らなくなる程度の効果にしかなりません(わが家の場合)。

日射熱取得型の Low-E ガラスを選択し、日中の室温を高くしておけば夜まで暖かいかもしれませんが、それで朝まで寒くならないようにするためには、住宅全体がかなり高断熱である必要がありそうです。

なお、わが家は床断熱であり、断熱面の内側に蓄熱体があまりありません。基礎断熱の住宅だと基礎コンクリートに蓄熱できて多少の効果があるのかもしれません。

最後に、実験の条件を書いておきます。

窓は YKK AP のエピソードというアルミ樹脂複合サッシのペアガラスで、APW 330 より断熱性能に劣るものです(ここだけ採用しています)。断熱性能が高くないため、日射しがないと窓辺の床温度は若干低めになります。ガラスは Low-E 遮熱タイプですが、実験中は日射熱取得を増やすためにレースのカーテンも開放しました。

ついでに内壁面の温度も測定しましたが、これは日陰の床温度とほぼ同じでした。室温もだいたい同じです。

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