省エネ基準を満たす住宅のエアコンは間欠運転でも2サイズ小さくてよい?

高断熱住宅で連続暖房を行う場合のエアコンが畳数表記と大きくかけ離れていることは以下に書きました。

暖房負荷から必要なエアコン能力(kW)を計算するツール

畳数表記が合わないのは、1965年頃の断熱材のない住宅を基準として定められているためです。このような住宅も日本で4割ほどあるとかで、効かないというクレームを避けるためにはこのような住宅を基準とする必要があるのでしょう。

高断熱住宅で連続暖房を行う場合には、上記のツールで計算できるとおり、14畳用エアコン1台で120㎡(約73畳)の暖房だって可能です。

特に高断熱でない住宅でも、現在は1999年に定められた次世代省エネ基準相当の断熱性能(指標:Q値)が義務化されるとかされないとかいうレベルで、標準となってきています。住宅の気密性能(指標:C値)も以前よりは向上しています。

ホントは安いエコハウス』を参考に数値を拾うと、以下のような感じです。

今回検討するのは、現在の省エネ基準レベルの断熱性能(UA=0.87、Q=2.7相当)の住宅において、連続暖房ではなく温暖地で一般的な間欠暖房を行った場合、どの程度小さいサイズのエアコンにすることができるのか、です。

間欠暖房を行う場合の暖房設備容量の求め方については、以下の記事で紹介しています。

必要暖房能力を求める2つの計算式の違いについて

以下のツールは、この2つの式を組み合わせたものです(暖房時間を24時間とすると最初のツールと同じ結果が出ます)。


参考までに、一般的なエアコンの畳数表記と冷房能力、暖房能力の関係は以下のとおりです。

これにより、1日の暖房時間を仮に8時間として計算すると、たとえば10畳の空間には6畳用のエアコンで事足りるという結果になります。だいたい2サイズくらい小さいサイズでよいことになります。

ちょっと信じがたいことですが、無断熱の住宅と比べればこんなもののような気もします。

なお、これは暖房を基準に考えています。冷房は窓の遮熱が徹底されていれば問題ありませんが、西日が入る場合などは能力不足になるかもしれません。

実際に採用したらどうなるのかは検証したことがないので何ともいえませんが、もし実際に小さめのサイズで運用している方がいらっしゃればコメントいただけると幸いです。

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